動脈硬化とは? | 血液検査キット.jp blog

動脈硬化とは?

■知らず知らずのうちに忍び寄る動脈硬化と血栓症

血管の病気は突然起こり、急激に悪化する傾向があります。

それは血管が詰まり、破裂して起こることがほとんどだからです。

血管が詰まる病気の代表は、「心筋梗塞」「脳梗塞」で、血管が破裂する病気の代表は、「クモ膜下出血」「脳出血」です。

これらの病気に共通しているのが、じつは「動脈硬化」と言われる血管の病気です。

勢いよく心臓から出た血液は、動脈という血管の中をすごいスピードで通り抜けながら全身にくまなく送り届けられます。

健康な血管は内面がなめらかで弾力に富んでいるので、血液はスムーズに流れます。

$血液検査キット.jp blog-正常な血管

しかし、不健康な血管は内面がデコボコしていたり、壁が固くなっていて、血液のめぐりが悪く、結局それぞれの臓器の働きも悪くなってきます。

動脈壁が炎症を続けることで変形していく変化のことを動脈硬化といいます。


$血液検査キット.jp blog-動脈硬化初期から進行

また動脈系の病気の一方で静脈系でも深刻な病気があります。

術後や出産直後に長時間同じ姿勢で寝ていたり、旅行(飛行機など)や車の運転で長時間、座ったままの状態が続くと、静脈中の血液がうっ滞し、血栓(血のカタマリ)が血中にできてしまいます。

その血栓が血管を通して飛んでいき、他の臓器の血管をふさいでしまうという病気(エコノミー症候群、肺血栓症、脳血栓症等)を引き起こすのです。