ソバテンは牌の危険度を考える上でとても重要。ちなみに今回は単騎の可能性を無視した。(もともと放縦するパターンが少ないため)また手役(3色や一通等)も同様に考えない。
どっかの麻雀本に「ソバテンによる危険度はさほど変わらない」とか書いてデータを基に主張してたけど嘘です。
だいたいソバテンの定義が違うし、全リーチのデータを取ること自体が間違い。
ソバテンによって危険度が下がるパターンもある。もちろん上がるパターンやさほど変わらないパターンもある。
まずはこのブログでのソバテンの定義から。
Q 6きってリーチのソバテンはなんですか?
この答えに4578と答えるようでは×
放縦する牌を考えるのではなく、放縦する形を考える。
A 24(カン3という意味ね)、44(シャボの片割れ)、46、55、56、67、68、77、88。
基本的に麻雀の牌効率において1面子作るには、3つの牌から作ろうとするのが一番効率が良い。
例えば「1122から1面子作るのは効率が悪い、1か2を捨てて他のターツを補強しよう」みたいなことはどこにでも書いてある。
これを踏まえてAに6を加えると246や446・556などの形に全てなる。
これがソバテンです。基本的にソバテンは同条件の牌より危険度が上がると思ってよい。(6s切りリーチの3と後スジの3mでは3sのほうが危険。)
ただし危険度がほとんど変わらないケースや下がるケースもある。
以下 ほとんど変わらないケースや下がるケース、より危険なケースを載せる。
ほとんど変わらないケース
・超序順のリーチ (基本的に順目が早いほど変わらない。遅いほど危険になる。)
・リーチ前の捨て牌が19字牌などの面子を作るうえで利用価値の低いものしか切ってないケース。(逆なほど危険)
・既に先行リーチ者がいて、現物しかきってなかった人が突然危険牌を切って追っかけてきたケース。
より危険なケース (説明のため順番変えます^^)
・終盤のリーチ
・既に既に先行リーチ者がいて、危険牌を連打した後に安パイを切って追っかけてきたケース。
危険度が下がるケース
これを考える上で前提として
☆3つの牌から1つ切ってターツに固定する場合、打ち手はどれかの受けを選択しなければならない。これがほとんどないパターンを考える。
このほとんどないパターンが危険度の下がる場合。例をあげとくが☆にあてはまるケースは常に危険度が下がる。
・5s切りリーチで2sが既に3枚切れのケース(もはや安パイに近い)
・6s切りリーチで6s4枚見え、ションパイの7s 58sもほとんど見えていないケース(6m4枚見えの7mより安全)
などなど・・
とつ本の「ソバテンによる危険度はさほど変わらない」はこの下がるパターンやほとんど変わらないパターンも含めてデータを取ってしまっている結果による。
ソバテンをもっと詳しくやるとこんな感じですね。
次で牌の危険度はいったん終了する予定です。^^