さぁ、今日から本格的にパリ探検!

初日だからベタなところへ行こうと、美和と決めスタート。



まさか、これがこんなにも楽しい弾丸ツアーになることを、

その時は知る由もなかった。



まずは、メトロに乗り、パリ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーヴル駅へ。

ここでミュゼパスを買い、ルーヴル入り口の逆ピラミッド前で写真撮影。



K2-STYLE 【俺たちのLOVE & FREE】

(※何かスゴイ!そう興奮してしまう不思議な逆三角。)



日本人ツアーと中国人ツアーが大挙押し寄せてきてウンザリしたので、

ルーヴル内は見ずにとりあえず市内散策へ。



ルーヴルの概観の素晴らしさを堪能した後、凱旋門を目指してひたすら歩く。



途中のオランジュリー美術館。

ここはモネの睡蓮の本物が展示されている所。



印象派の画家の作品を一通り観た後、いざ睡蓮の間へ…。



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(※睡蓮の間は吹き抜けになっていて外光が入り睡蓮が美しく見える設計。)



や、ヤヴァイ!

凄過ぎる感動が俺の胸に押し寄せてくる。

円く展示され、自然光が差し込み、そこに凛として静寂の中に光り輝く

睡蓮の8枚の絵に最強に感動した。



その後、コンコルド広場・オベリスクと進み、

シャンゼリゼ大通りをひたすら歩く。



「おぉ~、シャンゼリゼ~♪」と

ベタに口ずさみながら歩く俺。

そんな俺のバカさ加減に半ばあきらめながら付き合ってくれる美和。

本当に楽しいひと時。



ちょうど、小腹も空いてきたので、

ツナバゲットをシャンゼリゼ通りのベンチでほおばる。

これもやはり旨い。



そして、着実に近づきいよいよ凱旋門へ。



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(※凱旋門はこの上なく雄大に立ち誇っている。)



やはり、スケールがでかくて、幾本もの大きな道が繋がっている

この門は、存在感が全く違った。

カッコイイぜ、凱旋門。



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(※凱旋門から臨むパリ市内。)



そういや、凱旋門の途中に行った、

ルイ・ヴィトンの本店も凄い概観だったなぁと思い、

次なるエッフェル塔へ行く道中で立ち寄る。

29年の人生で一度も買ったことないのに(笑)。



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(※ルイ・ヴィトン本店。なんか雰囲気があってよかった。)



その後、ブランリー美術館へ。

ここが意外に欧米人に大人気でビックリ!

だけど、俺らは流し見。

だって、よくわからんし!(笑)



そんなこんなでエッフェル塔。



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(※センスが感じられるエッフェル塔。素敵。)

やっぱり、東京タワーとは違う。

何が違うかって、景観が凄く良くって街に溶け込んでいる。

エッフェル最高!!



その後、ちょっと疲れたのでカフェで休憩し、

美和、念願のスーパーへ。

美和、一人で大はしゃぎ!



こんな所で喜んでくれる無邪気な美和が好きだなぁと、

ボケッとしていたらスススゥ~とベビーカーが何故か

バックで俺の方へ向かってくる!!



「危ない!」

とベビーカーを押さえる俺。



ふと前に目をやると、前にはオムツを真剣に選ぶパパ。

目の前はなだらかな下り坂になっている。

後ろに手を回しベビーカーがないことに焦るパパ。



後ろを振り返るとベビーカーを何故か押す、俺(笑)。

変な光景だけど妙に面白い。



ちょっとして、状況を飲み込めたパパ。

大笑いして、「どうもアリガトウ」と軽快な日本語で

お礼を言ってくれた。



スーパーを後にし、ナポレオンの棺が安置されるという

アンヴァリッド博物館へ向かうも時間が遅く、閉館。



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(※中が見たかったアンヴァリッド博物館。)



オルセー美術館へ向かうことにする。

セーヌ川沿いを猛スピードで向かう。


途中、橋の名前を確認していると、

いかにも高そうな毛皮をまとった”老パリジェンヌ”が

「Are you lost?」

と大声で声をかけてくれた。



まとっている毛皮だけじゃなく、中身も素敵な老女だった。



オルセーへ到着したが、ここも閉館ギリギリ。

かけ足でヴィーナスの誕生と落穂拾いを見たが残りは明日へ。



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(※個人的にはルーヴルより好きかも。オルセー美術館。)



オルセー美術館を出たら、もう夕暮れ時。



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(※夕暮れに染まるセーヌ川。素晴らしい眺め。左にエッフェル塔も見える。)



その後、ディナーへ向かう。

ディナーはやはり、「パリのひとりごはん」に載っている、

「ル・プレヴェール」へ。



K2-STYLE 【俺たちのLOVE & FREE】
(※ル・プレヴェール。リーズナブルで本当に美味いお手軽フレンチ。)



ここはとにかく旨かった!

名前は忘れたので、食べた料理だけ写真で紹介させていただきます。



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(※前菜1)



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(※前菜2)



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(※メイン1)



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(※メイン2)



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(※デザート)


前菜とメインだけでも十分お腹いっぱいなのでが、

デザートまでついて28.5Eはとにかくリーズナブル!


今回の旅の中で1,2を争うくらいの美味しさだったことは間違いない。



大満足のうちに2日目の弾丸パリ探検ツアー終了。


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[旅の家計簿]


ミュゼパス 32E×2=64E


ブランチ 6.8E

(内訳)

・バゲット 4E

・コーヒー 2.8E


カフェ 9E

(内訳)

・エスプレッソ 3E

・キャラメリーゼ 6E


ディナー 76.5E

(内訳)

・コース 28.5E×2=57E

・ワイン 17E

・TAX 8.5E

・チップ 4E


メトロ 3.2E×2=6.4E


マーケット 6.44E


【合計:169.14E】

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さぁ、いよいよ「俺たちのLOVE&FREE」へ出発だ。

どんな旅になるのか…期待ばかりが膨らむ。



西宮を発ち、関空へ。

関空では軽食をとり、2万円を160ユーロに両替し、乗り場へと向かう。



早速、「45分遅延」の文字が目に付く。

「おっ、やっぱりストライキの影響か?」と妙に興奮してしまう。



実は、俺たちがパリに着く日の前日に、

大規模なストライキが敢行されていて、

市内の中心部の交通機関はほぼ壊滅状態だったのだ。

もちろん、飛行機の運航に関しても同じ状況。



その翌日のことだったので、その影響がもちろん懸念されていた…。

そんな不安を抱きながらの搭乗となったのだ。



いざ、飛行機に乗ったらそんな不安もすぐに忘れて、

”オカン”と出会う。(※もちろん本当のオカンではない。)



”オカン”は横顔や仕草が自分の母親とソックリ!の隣の席に座った女性。

1度しか自分の母親と会ったことが無い美和でも

そう感じるのだから相当似ているのだろう。



イタリアに嫁いだ娘や孫2人に会う為にヴェローナへ向かうようだ。

どこの親も自分の子供や孫が可愛いもんなんだな。

米や調味料など、日本の食材を持って重たい荷物を運んでいくようだ。



K2-STYLE 【俺たちのLOVE & FREE】







(※飛行機から見ていた景色。窓が汚かった…。)



”オカン”のおかげで13時間のフライトが苦も無く、定刻より早くパリ到着。

空港から市内までRERを使うことにしたが、まず、切符を買うのに一苦労。



俺の持つクレジットカードが認識されなかったので、カウンターへ。

愛想の悪い女性スタッフから、何とか切符を買う。



RERは1等と2等が分かれているらしいが、

どれがどれだかわからないので、

とりあえず適当に乗ってみると、

意外にクッションがきいていて快適な座席に満足。



シャトレ・レ・レアル駅まで行き、「パリのひとりごはん」に載っている、

パン屋「ウルティエ」を目指し、歩いて向かうが…これが失敗。



パリの地理も全くわからないのに、

重い荷物を背負って、暗くなった街を歩いても

てんで何もわからない。

彷徨うだけ彷徨って、結局目的のパン屋にもたどり着けず…。



俺の無計画さに美和も呆れ、

疲れもあったのだろうが少し機嫌が悪そうだ。



「ゴメンな。」



自分自身でも反省した。

明日からはしっかり調べてから行動しよう!

そう心に決めた。



パン屋はあきらめ、今晩泊まる予定のホテルへと向かう。

「オテル・シャルマ」という安宿に泊まったが、シャワー付きで1泊65ユーロ。



K2-STYLE 【俺たちのLOVE & FREE】

(※翌日の朝に撮ったHOTEL CHARMAの概観。)



赤いダブルベッドが可愛く、

フロントの担当はあのモーガン・フリーマンに似ている。

英語もフランス語も喋ることがままならない俺たちを

心配してくれる優しい男だ。



何とか、散歩に出て近くのマーケットで水やアルコール、

食べ物を買い、部屋で最初の晩餐。


シャンパンが効いたのか、一瞬で寝てしまい一日目終了。


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[旅の家計簿]

関空行きシャトルバス 1500円×2=3000円

軽食 760円


RER(B線) 8.4E×2=16.8E

メトロ 1.6E×2=3.2E


マーケット代 5.6E

(内訳)

シャンパン 1.95E

ワッフル 1.95E

スナック 0.6E

レモン水 1E

レジ袋 0.1E


【合計:3760円+25.6E】

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自分探しの旅に行くと決めて1ヵ月。

ようやく、行き先とルートが決まった。


行き先は、

パリ⇒マドリード⇒バルセロナ⇒カサブランカ⇒マラケシュ⇒サハラ砂漠⇒フェズ⇒ベルガモ⇒ミラノ

全4ヵ国。たった4ヵ国。されど4ヵ国。

この旅をどこまで充実させられるかは、自分次第。


パリでアートに触れ、

極上のフレンチを食し、

マドリードでフラメンコ・ラテン満開、

バルセロナでガウディと共生、

バルサのサッカーに興奮、

カサブランカで港町を感じ、

マラケシュでモロッコに浸る、

広大なサハラ砂漠で自分自身を見つめ直し、

フェズの迷路に迷い、

ベルベル人と自分の共通点を見つけ、

ベルガモで落ち着き、

ミラノでラテンの血を目覚めさせる。


今からワクワクしてくる。

仕事を辞めてなかったらこんなワクワクは一生感じられなかったかもしれない。

それくらい自分にとっては大きな出来事。


本当は世界一周!くらいの大きなスケールの夢を実現したかったが、

今回は相方も連れての旅なので、まずはこれだけでも十分。


この旅の中で自分の人生の続きを色づけてくれる出会いや感動と巡り合えたら最高。

本当にやりたかったことを思い出せたらもっと最高。


世界観を最大限に広げきる為に、世界へと飛び立つ。

旅の途中でも時間があれば日記で感動を伝えていきます。


H・O・N・A

ほな。(※M1決勝 モンスターエンジン風に)