商品先物取引は、農林水産大臣及び経済産業大臣の許可を受けて設立された国内4箇所にある「商品取引所」で行われ、各商品ごとに将来の需給を予測して価格が日々決められています。
この商品取引所は会員組織となっており、会員でなければ取引を行うことができません。しかし、「商品取引員」という許可を受けた受託会員が、一般投資家からの注文を受け市場に取り次ぐことにより多くの投資家が参加することで、あらゆる情報が集まり、より公正な価格形成が行われているのです。
商品先物取引のメリットとして、主として3つ挙げることができます。1つは、「売りからも買いからも取引が可能」ということです。つまり、現物を持っていなくても、価格の推移により決済できる「差金決済」の仕組みがあることから、売買のタイミングを逃さず取引を行えます。また、物の価格変動リスクとしてヘッジが可能となります。
2つ目は、「少ない資金で取引可能」。つまり、物そのものの丸代金を支払う必要がなく、丸代金の約5~10%(商品によって決められている)の証拠金を支払うだけで取引に参加することが可能です。一般投資家にとっては、少ない資金で大きな利益を挙げることができ、当業者などは少ない資金で価格の変動リスクをヘッジすることができ、資金効率の高い取引といえます。
3つ目は、「現物の授受も可能」。商品取引所法に基づき、主務省(農水省、経産省)が許可した商品取引所行われるため、受け渡す商品についても一定の基準を設けており品質面でも心配なく、現物の授受が安心して行えます。
実際に例を出してご説明しましょいう。
例えば金、皆さんご存知の様に金は商品先物取引の代表的な商品で全世界の何処かで24時間、現物市場・商品先物市場で取引されています。その金が今現在、1g当り2200円で取引きされていたとします。するとAは1年後に1g当り2600円に上昇すると考えます。Bはいや、そうじゃなく、1800円まで下落すると考えたとします。
・ Aは現在1g当り2200円で買う契約をします。
買うと言うからには品物をもらわなくてはいけませんが金1gの現物商品は1年後に受け取る条件、ただし金は、商品先物市場を運営してる国の公設機関である東京工業品引所で毎日取引されているので、1年先と言わずに3ヶ月先でも、半年先でも、それこそ1週間先でもいつでも売って、取引を終了する事が出来るわけです。
2600円上昇した場合は金1gの現物をもらわないで、差額の400円(これが儲けになります)をもらい取引を終える差金決済、又は、契約時の条件価格で1年後に現物商品を受け取る受渡決済、この2通りのやり方が有ります。
・ Bは現在1g当り2200円で売る契約をします。
売るというからには現物品を相手に渡さなければなりませんが、この場合は1年後に渡す条件、しかし予想に反して値段がどんどん上がると損が増えるので、商品先物市場を運営してる国の公設機関である東京工業品引所で買い戻し注文を出し取引を終了する。
2600円上昇した場合は金1gの現物商品を渡さないで、差額の400円(これが損になります)を出して取引を終える差金決済と1年後に現物商品を渡す受渡決済、この2通りのやり方が有ります。
じつは商品先物取引に参加する人の95%以上が差金決済、いわゆる現物を伴わない損益の差額を清算して終了するやり方なんです。なぜかと言うと商品先物取引を資産運用の場と考えている人が圧倒的に多いからなんです。
・ ポイント
相場上昇を予想した時は、 新規買い → 仕切売り、
相場下落を予想した時は、 空 売 り → 買い戻し