動物病院に猫さんを連れてこられる方には、もちろんはじめての方が多いので仕方ないと思うこともあるのですが、こちら(動物病院の側)から見ると・・・(この・の部分はある程度想像におまかせします(^^;)な来院方法の方がいたり、いざ症状を聞くと、話しているウチに症状に矛盾する部分が出たりして病態を把握するのに困ってしまうこともあります。出来るだけきちんとした診察と治療をするためにも、大事な猫さん達に何が起こっているのか、どんな症状がいつからなのか、出来るだけくわしくお聞き出来たらと常に思っております。ですから、連れてくる皆様も、出来るだけ猫さんの症状を詳しく見て、こちらに教えていただきたく思い、どんなことをメモしておけばいいのか簡単にまとめてみましたので(書き終わったと見直したら、、、あんまり簡単でなかったかも(^^;。だもんで、通院するのに必要と思われる事項について特に詳しくメモ、と言う感覚でとらえていただけるとありがたいです)、良かったら参考にして下さいませ。

症状は?
 猫さんが今困っている症状がどんな風なのか、詳しくお話下さい。また、それはいつから始まっているのか、今はどんな風なのか(最初より良くなってるか変になっているか)も、詳しく教えるようにして下さい。

猫さんの飼育形態
 猫さんは普段どのように暮らしているのか(室内飼育のみか、外に出るのか、同居の猫やその他の動物がいるか、外に出る場合は近所に猫が多いか、住んでいるところは町中か畑の多いところか、等など)、詳しくお話しして下さい。

予防注射は?
 猫の混合ワクチンを打っているかどうか、最後にいつ打ったのか、お話しするようにしてください。

避妊、去勢手術の有無、出産の有無、大きな病歴など
 猫さんだとおそらく避妊、去勢手術してある場合が多いと思うので、いつしたのかなどお話下さい。また、出産したことのある猫さんなどはそれがいつだったかもお願いします。過去に入院するような病歴がある場合は必ずお話下さいませ。

現在の元気の有り無し
 現在はどの程度元気がないのか(ぐったりしてるとか、寝てばかりいるとか、うずくまっているとか、動き廻っているとか、呼吸が速いとか苦しそうかなどなど)状況をお聞かせ下さいませ。また、いつから元気が無くなっているのかもお話下さいませ。

食事の状況
 普段どういう物を食べているのか詳しくお話下さい。フードの場合メーカーがわかれば教えるようにして下さい。また、好きな物とかおやつ類などについても詳しくお話下さいませ。

現在の食欲
 現在、食事をどのようにしているのかを出来るだけ詳しくお話下さい。普通より少ないのか、普通より多いのか、普通の量の何割ぐらい食べているとか、全く食べていないのかとか、食事以外の物なら食べるのか、とか、フードでカリカリだけ食べるとか缶だけ食べる、とか、食事に関するお話は特に詳しくお願いします。また、それらの状況がいつから始まっているのかは必ずお話下さいませ。

水の飲む量
 水を飲む量がどれくらいかは、かなり重要な問題を見つけれることもあるので見逃さないようにして下さい。

嘔吐の有り無し、便通の有り無し、排尿の有り無し
 いずれも非常に重要ですので、詳しく状況をお話下さいませ。いずれもいつから始まっているのかは重要です。嘔吐の場合は吐く回数や、吐いた内容(食事とか液体とか、吐く物に混ざっていた物とか等)、吐く状況(食後とか、食事に関係ないかとか、水を飲んだ後かとか、時間では昼か夜かなど)などです。便通では固いか柔らかいか、柔らかい便の場合水状か泥状か粘液か血が混じるか虫が入ってるか等と、便の回数、便をいきんでいるかとか、おしりをすりつけているか、などです。排尿は回数と尿量、尿の色、尿をする場所(普段と同じ所にするか、もらしているかなど)、尿が出ていないなら何日前~か、などです。

呼吸の状態
 くしゃみ、咳がないか、トカ、呼吸が速くないかとか、息をするのに苦しそうでないかとか、口を開けて呼吸していないかとか、口や下の色が悪くなっていないか(白っぽいとかチアノーゼになっていないか)見逃さないようにして下さい。

運動や歩様の状況
 歩くときに跛行しないかとか、どの脚かを上げて歩かないかとか、脚がふらつかないかとか、立ち上がって歩けるかとか、横になったままになっているかとか、脚や背中のどこかを触ると痛がらないかとか、運動の状況を詳しくお話下さい。また、痙攣などの症状がある場合は必ずそれがいつあったか、何分ぐらい続いていたかを教えて下さい。

皮膚の状況
 皮膚病の場合、脱毛やかさぶたやびらんの部分が在れば、それはいつからそうなっているのかを教えて下さい。また、その部分を脚などで引っかいていないか、なめていないかも教えて下さい。ノミやダニがいる場合は気がついていればいつ頃~かも教えて下さい。

耳や目や鼻の状況
 耳では掻いたり振ったりしていないかとか、耳が腫れていないかとか、耳の穴から耳かすが出ていないかとか、耳を傾げていないかなどを見ていてください。目では涙が多くないかとか目が赤くないかとか、目がちゃんと開いているかとか、目をまぶしそうにしていないかとか、目が閉じたままになっていないかとか、目の中に何か変な物がないかとかを気がついていたら教えて下さいませ。鼻は鼻水が出ていたらいつからなのか、水っぱななのか青っぱななのかも見ていて下さい。

生殖器系の状況
 メスでは外陰部からの出血やおりものがあるかないかなどをよく見ていて下さい。

他の病院へ通院していたら
 もしその病院に行く前に、別の病院で治療を受けたり薬をもらっているような場合は、その状況についても出来るだけお話下さいませ。もし検査などを受けていたらそのお話も是非お聞かせ下さいませ。

病院でお話を聞いていると、最初に来てお話を聞いた症状を調べていくウチに、全く別の問題が見つかることもよくあります。それらについては再度お話を聞いていくウチにちゃんと問題点が見つかることもしばしばあります。だもんで、出来るだけ動物病院に病状の詳しい状況はお話下さるようによろしくお願いしたいものです。

余談ですが、、、、
 
動物病院に猫さんを連れていくときは、猫さんをだき抱えて連れていくのでなく、きちんとケージやキャリー、口の締まるバッグなどに入れて連れていくようにして下さい。逃走防止には十二分に気を付けて上げて下さいませ。また、待合室で待っているときも、猫さんを出していると犬に驚いて逃げたりする場合がありますので、診察室にはいるまではケージやキャリー、バッグなどに入れたままで待つようにして下さいね。