★★★★★★☆☆☆☆
2023年
監督 スティーブン・ケイプル・Jr.
出演 アンソニー・ラモス ドミニク・フィッシュバック
いつも通り、大迫力の映像モリモリの、中身スカスカの「トランスフォーマー」
オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した。この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる。
大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の7作目。監督はスティーブン・ケイプル・Jr.。出演はアンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバック。これまでシリーズを牽引してきたシャイア・ラブーフ、マーク・ウォールバーグらは出演していない。
これまで『バンブルビー』を除く『トランスフォーマー』作品は全てマイケル・ベイが監督を務めてきたが、本作ではプロデュース業に回っている。監督ではなくなったが、とは言えこれまでのシリーズ同様に作品はトランスフォーマーたちの戦いを大迫力で描いた作品になっている。ただし、これまでの作品に合った米軍の派手な戦闘シーンは本作には無い。
サブタイトルが「ビースト覚醒」となっているだけあって、動物型のトランスフォーマーも多数登場。特にゴリラやチーター、ハヤブサにサイのビーストたちは、私がアニメの『ビーストウォーズ』世代と言うこともあって、かなりテンションが上がった。とは言え日本版のあの作品の雰囲気は、本国のそれとは全く異なるので、声優無法地帯のような状況は決して期待してはいけない。
特に設定が分からなくても大丈夫だし、相変わらずストーリーは有って無い様なものなので、何も気にせずに作品を楽しむことは出来る。ただ、それだけである。シリーズも積み重なっていき、だいぶ見慣れてきた感のあるこのシリーズは、どうやら今流行りのユニバース化を目論んでいるようだが、果たしてどうなるのか。色々気になるところだが、ひとまずは続報を待ちたい。
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