BCリーグチャンピオンシップ最終戦、石川ミリオンスターズは1-9で群馬ダイヤモンドペガサスに敗戦。2年連続独立リーグ日本一の夢はついえました。



シーズン終盤に故障者が続出し、投手起用もままならない中、おととい昨日は9回裏に逆転サヨナラ勝ちというシーンを見せてもらいました。

お客さんは少ないけど、あれほどのスタンドの一体感を感じたのは2008夏以来だったなぁ。



来年、日本一奪還を目指しましょう!











僕が石川に来たのは昨年1月。

昨年は新しい土地での仕事、新しい職場での新しい仕事に慣れるのに精いっぱいで、ミリオンスターズの試合に行くことができませんでした。
石川県内の野球も星稜と遊学館の夏決勝に行けただけだったかな。

初めて行ったのは今年のホームゲーム、とはいっても七尾城山球場(笑)
観客の少なさにびっくりするとともに、木田さんがスタンドにあがってきてスタメン発表してる姿にもびっくりしました。(金沢でやるときは基本グラウンド。たまに上がってくるけど。)


それからちょくちょく行くようになって、徐々に選手も覚えて。

今年は15試合くらいは行けただろうか?

森監督がラミレスにホームラン打たれたり、広島2軍との試合で島袋が今村から満塁弾かっとばしたり。

そして、さんまコーチの大観衆、木田の引退試合、クライマックスシリーズ。

素晴らしい試合もあれば草野球みたいな試合もあり、ぶっちゃけ2012年の大阪桐蔭とやったら勝てないだろうとは思うけども、それでもやはり野球の魅力が詰まっていました。



もう負けられないところまで追い込まれたあとのおととい昨日の逆転サヨナラは最高だった。

勝ったことももちろん嬉しかったけど、明日もまた野球ができる・野球が見られる喜びがなによりだったわけで。


そして今日の敗戦、シーズン終了。

しばらくミリスタを見られない寂しさとともに、ある事実に気づきました。




NPBではシーズンが終了しても、9割以上同じメンバーが残ります。
FAで流出する可能性のある選手がいれば、残って!と声をかけることもできるでしょう。

高校野球では夏が終わると3年生は引退。寂しい瞬間です。
それでも、お疲れ3年生!次はお前らだぞ2年1年!と声をかけることができる。




でも、独立リーグではそれが無いんです。



彼らは上に行くために野球を続けているわけであり、チームに残ることは彼らの本望でもないしファンも望むわけにはいかない。新たな選手にチャンスを与えるために去らなければならない選手も多数いる。半分くらいは入れ替わります。

今日の試合後に整列し社長と監督、木田さんがあいさつしてくれたけど、選手たちにかけてあげられるのは、ありがとうとご苦労さんだけ。来年も頼むよ!なんて言えません。

あいさつできることもなく、もう来年見られない選手がたくさんいるんです。

とても切ない気持ちになりました。



でもその代わり、新しい夢ができました。


彼らがどこに行っても応援すること。

そして、彼らの中からNPBプレイヤーが誕生すること。





今まで以上に、ドラフトは下位まで、そして育成ドラフトまで見ることになりそうです。

ミリスタからNPBへ進む選手が出てきたら、たとえジャイアンツだとしてもユニフォーム作っちゃうだろうな。背番号3桁でもね。


そんなときが来ること、楽しみにしています。






今日の試合前、負けたら今日で終わりだけど、背番号無しのユニフォームを買いました。
独立リーググランドチャンピオンシップに着て行けることを信じて。

でもその願いは叶いませんでした。

試合後、いつものように選手が出てきてくれて、またここで見られるのは誰だろう?半数以上は見られなくなるんだろうな、ユニフォームに貰えるだけサイン書いてもらおうかな、とも思いました。

でも、やめました。



来年からも新しい選手がたくさん入ってくる。書くところがいっぱいになっちゃったら、その次から新しい選手を受け入れられなくなっちゃうじゃないか。

いつでもだれでもウェルカムできるよう、このユニフォームはまっさらなままにしておこう。



そう思ったからです。






来年は、後援会だな…。




って、俺は何年石川にいるつもりなんだ!!!