夏の石川大会が始まる前、石川ローカルで高校野球特番が放送されました。
松井秀喜をめぐる2つの敬遠の物語。
ひとつは、5敬遠し勝利した者たちの物語。
もうひとつは、敬遠の指示を無視して県大会で敗れた者たちの物語。
前者はもちろん、明徳義塾・河野投手。
彼はいまでもプレイングマネージャーとして野球を続けています。
この番組のインタビューで、彼はこのようなことを言っていました。
松井選手のために野球をやっているわけではない。
甲子園では勝つことに意味がある。
我々が勝つためにはあの方法しかなかった。
目の前の試合に勝てば、今日は出られなかった控え選手が出場できるチャンスが生まれる。
目の前の試合に勝てば、応援団をもう一度甲子園に連れてくることができる。
だから、甲子園では勝たなければ意味がない。
この夏、もっとも多く仲間を野球場へ連れてきた者たちの対戦。
この2か月を象徴するような、1点差の好ゲームでした。
ここ数年、つまらないエラーやミスが増えていたように感じていた中で、この2チームはミスのない全員野球を見せつけてくれました。
スター揃いの大阪桐蔭や横浜といった優勝候補が粗い野球をする中で、これぞ勝つための野球、というのを感じさせてくれましたね。
前橋育英ナイン、おめでとう!
高橋光成くんは、ぜひとも、深紅の大優勝旗を持って来年も18人で開会式に来てください。
高橋君くん以外にも、楽しみな2年生がいっぱいです。
来年もまた、アツい夏を待っています。
私自身としては、年初に金沢に異動し、野球を見る回数が激減しました(泣)
早いとこ、京都に帰ろう。。。
<この夏の観戦記録>
7月14日 選手権千葉大会
千城台11-4成田西陵
7月15日 選手権神奈川大会
慶應義塾4-0横浜清陵総合
7月28日 選手権石川大会
星稜5-2遊学館
8月8日 選手権
有田工5-4大垣日大
大阪桐蔭10-2日本文理
日川 4-2 箕島
8月15日 選手権
福井商2-1聖光学院
作新学院4-0熊本工
常総学院4-1仙台育英
鳴門6-5修徳