子供たちの子供たちへ ~伝えたい音楽~ -2ページ目

失われた週末 (92) 海のシルクロード ~ ドバイの休日

今や高級リゾート、はたまた新婚旅行先のメッカとなったアラビア湾の真珠、ドバイ。 久々に、この常夏の地で羽を伸ばすのも悪くない。


ここでの日常会話は何語か? 当然、アラビア語?


いやいや、オイルマネーで教育に多大な投資を行った結果、今日の当地の子弟達はみな英語に堪能だ。彼ら同士の日常会話には英語が飛び交い、流しのタクシーの運転手もみな英語力に問題はない。まさに国際都市たる面目躍如である。 


最初は、アラブ人のサービス?とイヤな思い出が頭をよぎったのだが、どうしてどうして。丁寧で行き届いたサービスに、ここが世界有数の保養地であることを納得させられる。


あまつさえ、ここには様々な国より(ブランド、貴金属)、知識(学校、書籍)が集められており、日本のマンガもちゃんとカバーされている。 ベールを被った女性の数はやや減ってきたが、彼女達がベールの隙間から目を光らせ日本のマンガ(英語版が充実している)に読みふける姿は何とも不思議な光景だ。


美しいビーチに娯楽施設、スパ、そして各種ショッピングモール。旧市街を有するクリーク(入江)周辺やスークの猥雑な雰囲気にも心奪われるが、超高級ホテルに巨大モールの建設へと変化を遂げたこの国の今を見る。


子供たちの子供たちへ ~伝えたい音楽~


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今年初頭にオープンしたのが、話題の超高層ビル Burj Khalifa(バージュハリファ)。 

高さ828メートル、160階建ては断トツの世界一。ちなみに、2012年春に開業予定の東京スカイツリーは、634メートルになるそうだ(電波塔としては世界一の高さ)。


このタワーのほぼ中間辺りに「At the Top」なる展望台がある。この展望台に行くにはインターネットの事前予約が必要だ。当日券もあるが、かなり割高であるし、日没時までの分は売り切れのことが多い。 私も数日前から予約を入れ、ようやく東京タワー特別展望台のおよそ倍近くの高さにある、この展望台より地上を見下ろすことができた。


     【予約は以下のサイトでどうぞ】

     http://www.burjkhalifa.ae/observation-deck/ticket-information.aspx


     丁度、『ミッション・インポッシブル』 第4弾の発表と撮影にトム・クルーズ

     来ており、新聞面を賑わせていた。学習障害(LD)者である彼のサイエント

     ロジーへの傾倒は有名なところだが(Chick Corea も信者で、鳩山元首相

     も信者であったとされる)、こんな高さの中、窓の外で撮影するなどやはりタ

     ダの肉体派俳優ではない。


At the Top へは、すぐ隣にあるドバイ・モールの地下1階の通路から入るのだが、このモールがまたハンパではない。 ドバイには、私が好きで中にスキー場もある Mall of the Emirates、テーマ館のある Ibn Battuta Mall、神殿を模した Wafi Mall、古いスークの通りが楽しい海岸沿いの Souk Madinat Jumeirah、散策に適した夜景が美しい Dubai Festival Centre などメガトン級のモールがあるが、Dubai Mall の店舗数はナント1200近くもある。 これは日本最大のショッピングセンター、越谷イオンレイクタウンの店舗数が560余りであることに比しても、その規模が分かるというもの。。 【ついでに、一枚ガラスとしてギネス認定を受けている水槽を有する水族館もここにある。】


この“街”に腰を落ち着け、中でも広いスペースを持つ紀伊國屋書店の喫茶室で休んでいると、カンドゥーラを被った王族?の男性が婦人と昼間から談笑していたりする。 そういえば、この国の元外務大臣である私の知人は6人の夫人を持ち、会議などで一緒になった欧米人の奥様方から厳しい目を向けられたりもしていた。夫人同士は役割分担もあり、結構上手く関係を保っているというが、思わずこの街で6人分の買い物を想像し、身震いしてしまう甲斐性のない私であった…(笑)。


失われた週末 (91) 気の国から~北京にてしばし

最近、気功を始めた。 時折、北京より来日している気功師の先生の下、一日に45分だけ無の境地になり、気を操る。


これで末期がんも心臓病も治る、らしい。インド気功と言われるヨガも同様の効果を持つというが、ヨガが呼吸法であるのに対し、こちらは堂々と “気” を中枢に置いている。


考えてみれば、日本にもこの “” を入れた言葉が実に多い。


   気がつく、 気がある、 気にする、 気がいい、 気になる、 気に入る、 天気、

   運気、 気勢、 病気…

   ちなみに、中国語では「病気」という言葉はなく、シンプルに「病」である。


軍医としても働いた先生によれば、西洋の医薬などはもっての外で、人間の本来持っている治癒力でほとんどの病は治るという。 がん細胞なども、よい細胞の変形であり、病根の周囲に空“”を送ることで完治できるとのこと。


その真偽は未熟な私にはまだまだ定かではないが、少なくとも抗生物質や正体不明のサプリ漬けになることもなく、ゆったりとした気持ちになり、深く呼吸をする時間は決して体に悪いことはないだろう。


最近足の裏がひび割れて痛い、と訴えてきた生徒さんに対し、先生は一言、「クリーム塗ればどうですか」と処方していたのだが… ?!


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写真は、北京の北西に位置する大庭園、頤和園(いわえん)より。


ユネスコ文化遺産にも登録されている世界一広大な庭園であり、江南の風光を模した湖面が大部分を占める中国有数の名園である。 中国の広さと人の多さにいささか疲れ気味の私だが、ここで湖面を眺めていると何故か静かな気持ちになれます。


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子供たちの子供たちへ ~伝えたい音楽~

この数年で急に中国関係の仕事が増えた。 


これは国際的な会議に出席しても同様で、丁度30年ほど前に各国が日本の研究に精を出し、日本文化やビジネス慣行を学ぼうとした状況にも似ている。 中国人(国、という括りよりは、広い意味での中華民族)の習慣や扱いについて特別なセッションが催され、他国語ができない中国人が通訳を付けながらも参加していく。正に、時代は中国である。


しかし、一党独裁体制化での資本主義は容易ではない。自由競争や為替の問題を含みつつ、市場の広さに惹かれ人やカネは集まる。 そこでは、われわれがこの数十年来信じ続けてきた欧米的な価値観がおよそ役に立たないことを思い知らされる。 


考えてみれば、戦前の日本とて自信に溢れ、自らの価値観を信じて疑わず(狭い社会とも言えるが)、欧米と対等に振る舞った時期もあったことだろう。 現在の中国の自信や傲慢な独自路線に接するにつれ、何とも未開な部分を感じるとともに、どこか懐かしくもあり、羨ましくもある。 グローバルスタンダードなど、所詮は数が多い方が勝ち。中国の現状に問題や批判はあれど、相手を研究して掛かるのはまずは基本である。 


私たちの子どもたちの子どもたちは、中国を理解しなければ、やがて世界標準の最大公約数を適切に把握することができなくなる時を迎えるのかもしれない。


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そういえば、気功の力で掌にペンをくっ付けて動かすの、少しできるようになりました (^-^)/




Lizzy からの便り ♪♪

この国のCD再発はスゴイ。 そしてまた、こうして Lizzy からの便りが届けられた(さすがは P-Vine)。


最近見なくなったと思っていたのだが、ZE(trospective) Records に残された彼女の5枚のアルバムはどれも聴きごたえ十分の傑作だ。 パンク?ソウル?ファンク?アヴァンギャルド・ポップ?ワールドミュージック? いやいや、彼女の音楽性にジャンル分けなど無用だ。


彼女… Lizzy Mercier Descloux。1956年、パリ生まれ。パンクとニューウェーブの吹き荒れるニューヨークに現れ、Patti Smith、Richard Hell とも親交を持った。その No Wave シーンを象徴する存在として、Rosa Yemen 名義で ZE が全精力を傾けた詩人、アーティスト。少年のような華奢な体に透明感溢れるヴォーカルは、すぐに知る人ぞ知る存在として熱狂的なファンを獲得した。残念ながら、それは極一部に留まったのだけれど。。


そして、彼女のは始まる。音の玉手箱を持った彼女の元に多くのミュージシャンが集い、彼女の表現の一部として記録されていった。次なる期待は、永遠に彼女からの便りが途絶えてしまう2004年まで続いたのだけれども…

プレス・カラー [紙ジャケット仕様]/リジー・メルシエ・デクルー
Lizzy といえば、まずはこのジャケでしょう。ZEの総師 Michel Esteban のデザインによるカバー。79年の 1st。Patti Smith とのデュエット曲もボーナスとして収められた歴史的作品。Lizzy はほぼ全曲の作詞と作曲にも参加している。フランス語もあるが、原則は英語だ。斬新なリズムに摩訶不思議なメロディー。普遍的ポップスを超越した曲展開にヴォーカル。NY 録音にして、そのすべてが新しい。
   
マンボ・ナッソー(紙ジャケット仕様)/リジー・メルシエ・デクルー
そして、彼女はバハマに現れる。ファンクにラテンの衣をまとった Lizzy は一層輝いて聴こえる。Tom Tom Club のジャマイカ人 Steve Stanley をプロデューサーに迎えた80年の作品。俗に、ウニのジャケットで知られるが、サウンド的には前作の延長上ながら、より過激さを増し、アヴァンポップ meets アフロファンクとも言うべき独特の世界を構築している。個人的には一番かな。完成度高し。
  
リジー・メルシエ・デクルー(紙ジャケット仕様)/リジー・メルシエ・デクルー
Paul Simon の 『Graceland(86年)』 に並び賞される南アフリカ録音の秀作。グラミー賞受賞の Paul Simon のこのアルバムに先駆ける2年前の作品(Lizzy はどうした?)。アフリカのリズムにファンクビートは Lizzy の音楽性に合っていたようで、一般には最高作との声も聞かれる。早過ぎたダンサブルな “ズールー・ロック” は現代の耳には心地よいはず。これが彼女のすべてではないが、一面が昇華された出来で、最初の一枚に選んでも間違いない。
  
ワン・フォー・ザ・ソウル [紙ジャケット仕様]/リジー・メルシエ・デクルー
Lizzy の旅は続く。86年、ブラジル・リオデジャネイロでの制作。これが前作と作風を変えたボサノヴァ・ジャズ寄りのサウンド。Chet Baker(tp) 参加作としても有名な異色作。だが、質の高さでは他の作品に負けてはいない。「My Funny Valentine」 での歌唱も如何にもジャズ的ではないところが彼女らしい。
  
サスペンス [紙ジャケット仕様]/リジー・メルシエ・デクルー
Lizzy のアルバムを聴いていつも印象的なのはベースだ。このアルバムではバックミュージシャンや制作サイドも変わっているのだが、相変わらずよく踊るベースラインだ。ロンドンにおいて、Mark Cunningham を加えての制作のせいか、時代のせいかエレポップ風の作品だ。これまた、聴き込むほどによさが溢れるアルバムだ。88年のラストアルバム。そして、彼女は自分の世界へと旅立ってしまう。美しい花畑のジャケットが印象的だ。享年47歳。
   
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クリスマスですねぇ。 教会に行っていた頃を思い出します。初めてのバンドの演奏も教会でした。海外では宗教行事として、友人関係の集まりとかには出席させてもらっていました。プレゼントとかはありませんが、簡単なクッキー程度はご馳走になり、毎回楽しく談笑した記憶があります。表向きはお祭りというよりは瞑想の世界、でしたが…。


この時期の街のイルミネーションとかは綺麗でいいですね。これもこの季節ならではです。今年もいくつかの国からクリスマスカードが届きました。最近ではメールでの送付が目立ってきました。なかなかよく工夫されていて、これも楽しいものです。


Best wishes for the holiday season and for a healthy and successful 2010 !