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オランダの村で暮してました

オランダ南部のお城村で暮らしたお節介からメッセージ
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私は前ここで働いていた経験からずっとMにも1人か、2人くらいは話のわかる非常に賢明な方がいると思っていた。私たちのかつての局長がそうであった。彼は元は情報局のエリートであったが若くして教育省の局長に任命された。私の目から見ると若竹のような凛々しい青年将校であった(人々に、えっそうかな、、、とよく笑われるが。私の目からすると、である)。彼は全力で我々の児童中心型という教育を守ってくれた、きっと色々な「詭弁」的な言い訳を使いながら政府の幹部から。

だから私は今でもMにそういったひとがいて、民衆の声を聴いてアクション、きっとM内部での解決を見つけてくれると信じていたのである。しかし、うちのお隣に住む大家さんの話では「(今時のMは)全員大馬鹿、トップから下まで、全部洗脳されているし、自分たちがやっていることが絶対的に正しいと疑わうことはないから民衆のことなんて馬耳東風」だそうである。退役軍人(トップクラス将軍)たちは彼のゴルフ仲間だそうで、とてもよく知っているとか。 まぁ、こんなことを 白昼 堂々としかも外人にいえるようになったというのはここも変わった、と少しはポジティブには考えられるが。かつてはこんなこと外人に言うなんてことは命がけだった(まず逮捕、しかもうちの向かいもそういえば退役将軍の家らしいし)。

 

よく考えると昔の幹部たちは1962年の政変を経てもギリギリそれなりの質の教育を受けれた世代である。局長ももちろんM関係の学校をでているがそこの教員たちは恐らくギリギリかなりのレベルであったと思う。しかし、今のトップは恐らくそういった教官を持たない、洗脳しかできないような教育を受けていて、戦略とか、交渉術とか、ないのかもしれない。前全権将軍はロシアで教育を受けている。なるほど、そういえばあの冷たいような目的に手段を選ばない動きはプーチンばりであった。

 

だからうちの大家は「今、Mを完全につぶさないとまた、戻ってくる」

というのである。そうだろうか。私のここでの昔の同僚でもある田島伸二氏とお話ししたら氏は私からの話や情報を聞いて、「うん、今回は6:4の勝利(民衆6:M4の勝利配分)でいいのではないかな。そして3段階ぐらいでMは消えるよ」といっていた。

私の「花を捨て実をとる」とか、「負けるが勝ち」とかをもっと具体的に、アウトプットベースで表現していたようで、納得してしまった。そしてかれはいった。「昔に比べるとかなりMは弱体化したようだな」と。

 

いずれにしてもここではなによりも顔をつぶさない、ということが重要である。だからMの完全敗北はありえないのである。ただ、ここまでの大きな犠牲がでていて、突き詰めてきてしまったかぎり、6:4の配分では民衆も絶対に納得しないだろう、たとえば妥協案として再選挙を提案したインドネシアに対してものすごい反発であった。「我々はすでに公正な選挙を去年の11月にやっている、なぜ再選挙を必要なのだ。これは我々の民主主義への侮辱だ」とまで、考えられたのだ。

 

私の予測の今回の双方が納得する配分。

8 民衆: 2 M。

 

 

 

 

 

 

 

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