桜の木も満開を迎え、小学校から中学校へ上がる架け橋となる春休みもあと一日となった。
そんななか、一人の少年はとてもうれしそうにしていた。
少年の名は大塚康介。12歳。
とても明るいのだが、少し恥ずかしがり屋だ。
小学校の頃もクラスの前での発表のときに舌を噛みまくって笑われた記憶がある。
そんな彼は、入学式を次の日に備えどきどきやわくわくがとまらなかった。
どんな子がいるのか?うまくやっていけるか?
そんなことを考えながら最後の一日を過ごしていた。
その日の夜、母親に、
「制服を着てみて」
と言われ、ピカピカの制服を着て見せた。
まだぶかぶかで着こなせていないが、康介は中学生になったという実感でとてもうれしかった。
明日、遅刻しないようにはやく寝ようとベッドにもぐりこんだ。
胸の中でいろんなことを考えながら就寝についた。
次の日の朝、目覚ましより早く目が覚めリビングに降りた。
もう母親が朝ごはんの支度をしていた。
いつもこんなに早くおきているんだなと改めて 感謝した。
そして朝ごはんも食べ終え、ピカピカの制服を着てバッグを背負い勢いよく家のドアをでた
「いってきまーーーーーす」
続く・・・。
