本日も日々の気付きです。
少々変態度が高い日記になるのですが、分からない人には分からない内容になるので、
いいのかな?と。
○大いなる回帰
ネット上に違法な動画や画像がテンコ盛りなのは、皆知っての通りかと思います。
ですが動画に関しては、結局のところ、「映像商品としてのBDやDVDよりは画質が下」で
あるワケで、違法ではあるものの、「内容が分かればいい」という軽いファンがどうするの
か?という点は懸念されますが、正直どの程度の悪影響があるのか?は不明なんじゃ
ないかと。DVDやBDのレコーダーの方が、売り上げには悪影響がある気もするんですよね。
その一方で、
・違法にアップロードされている画像
は非常に危険な気がします。
特にゲームの画像。
どんなゲームかはアレですが・・・。
そもそもアレなゲームの画像については、ある意味「最終目標」といえなくもありません。
それが無料でネット上に流れていては、ゲーム自体の売り上げも怪しくなると思うのです。
明らかに「ストーリーが良い」という評判がないと、購入意欲は減るはず。
また、更に酷いのは、
・違法にアップロードされている画像について、その画像を見て
「あ、このCGはいいいな」
と思った人が居ても、そのゲームが何かは分からない、不遡及な状態
なことでしょう。
分かる人には無料でCGが入手されてしまいマイナスで、元ネタが分からないがCGが良い
のでゲームを買ってみようか?と思った人には正しく情報が伝わらないというどうにもならな
い状況。
「情報が正しく伝わらない」のは無論、違法アップロードなので、
・そのCGが何なのか、文書での説明が付いてない
からです。
「○×の登場人物、△■です」と説明を付けてたら、著作権者にバレ易くなりますしね。
検索でヒットしちゃうから。
また、その違法アップロードの掲示板の管理人に質問するのも、一般的にはご法度。
となれば、
・そのCGの元々のゲームなり本は何なのか?
と言うのは永遠に迷宮入り!と言うことになりかねません。
近くにレベルの高いヲタクがいればその人に聞くのが一番ですが、
・最近はゲーム会社の数は減ったが、皆上手くなった
→ 昔は一部の会社が突出してキレイだったが今はどこも高レベル
→ 原画もトレス疑惑が絶えず、その為かある程度のレベルはある
・商業ソフトのみならず、同人ソフトもある。また、おまけCDの画像もある
→ 特定が一層困難に!
なんって感じなので、ゲーム会社が不況で減っても、むしろ探すのは困難になってると
思うのです。
ですが、せっかく気になった画像があったのですから、それが何なのか調べて、元の
著作物を買ってあげたくなるのが人情というもの。
さて、どうすればいいのやら・・・。
と言うのが前提条件です。
少なくとも、「萌え」という感情を多少なりとも感じた人であれば、皆考えた事があるの
ではないかと思うのですが。
で、私なりに今回手を考えてみて、7枚程度の画像から元ネタを探索してみました。
あ、あくまで実験の為であって、いい歳ぶっこいて萌え画像に執着していた訳ではない
んだからねっ!
と言うことで、最適な手順を自分なりに確定してみたのが以下のようなもの。
a.画像を良く確認
当たり前ではありますが、その画像をよく確認。
・知っている原画家さんや、アニメーターの絵に似ていないか
・CGのシチュエーションを想像
・CG内に自分の知っている記号がないか?
→ 学園モノなら、制服のデザインなど
上記以外も色々あると思います。
後は、淫靡な行為をしているなら、それがソフトな内容のゲームか、ハードなそれか?
なども。
b.とりあえず、DLサイトでいくつか検索してみる
最近はダウンロード販売のサイトが多いので、画像にあったゲームがないか、あくまで
簡単に検索してみる。
a.での想像力や注意力、過去の知識が試されますが、悩むようなCGの場合、まずここ
で一発で探し出せるとは思えません。
ここではあくまで「簡単」に記憶を呼びさます程度で。
c.画像検索サイトを利用する(1:画像を画像で検索)
いわゆる「キーワードで画像を検索する」のではなく、画像と画像の類似性で検索する
サイトを使います。
現状で、
・TinEye
http://www.tineye.com/
・VisualSeeker
http://visseeker2.yahoo-labs.jp/vs/
・GazoPa
http://www.gazopa.com/
などがありますが、実質使い物になるのは、「TinEye」のみではないかと思われます。
しかし、TinEyeってどういうロジックなのか?
昔jpegが初めて出てきた時に圧縮ロジックにびっくりしましたが、久々に技術的に凄い
と思った。
で、TinEyeを使いますと、かなりの高確率で同じ画像を拾ってくれます。
ですが問題は、
・同じ画像が既にリンク先にない
・あっても「その著作物についての情報がない」
というのが普通なのです。
そこで、
・たどり着いた先で、他に似た画像がないかを探す
→ その際に、出来るだけエッチじゃない画像を探す
のです。
似たような画像が多いので、同じ原画家ではないか?というCGを見つけるのも大変で
すが・・・。
で、その画像を元に、再度「TinEye」で検索します。
すると、メーカーのサイトに「サンプル画像」で同じものがあればヒットしますので、それ
で解決します。出来るだけエッチじゃない画像を探すのは、サンプルでメーカーがアップ
していそうな画像を期待してのことです。
ただ、これもかなり上手くいった場合のことなんですよね。
今回、7枚のCGで2枚分はこの方法で元ネタにたどり着いたので、まあ悪い方法では
ないとは思いますが。
d.画像を検索(2:キーワードで画像を検索)
「TinEye」で画像検索できない&類似画像があっても元ネタにたどり着けない場合、かな
り迷宮入りな可能性が高いのですが、ダメ元でキーワード検索をして見ます。
ゲーム関係の画像を比較的出してくれるのは、
・Google画像検索
http://www.google.co.jp/imghp?hl=ja&tab=wi
・Baidu画像検索
http://image.baidu.jp/?source=logo
辺りかと思われます。
a.で頭の中を整理しておいたキーワードを適当に入れて、画像を見てみます。
似たようなCGが出てくれば儲けもの。
ですが、これも余り期待は出来ないですけどね。
似たような記号がある画像が出てきたら、その先に著作物の情報や、似たようなキャラの
画像があるかもしれませんので、調べてみます。
やることは、
・原画家の名前
・メーカーのロゴが入った画像
・同じキャラの余り過激ではない画像(結果をTinEyeにかける為)
を探すことです。
今回はこの過程で、似たようなCGのメーカーロゴのCGや、偶然読んだ原画家さんの名前
で再検索。
2枚のCGの元ネタを特定できました。
e.もう一度ダウンロードサイトを覗いてみる
ここまでやって元ネタが特定できないのであれば、諦めた方が精神衛生上好ましいのです
が、ある意味「探すこと自体に熱中」してしまうのも確か。
a~dの作業で、昔の記憶が多少は蘇っていると思うので、再度DL販売のサイトや、そこで
似たようなタッチのCGがあれば、その先のメーカーサイトへのリンクを辿ってみます。
ハッキリいってここまで来ると意地になってしまうのですが、ダメならダメで諦めも肝心です。
ただ、今回はこの過程で1枚のCGの元ネタにたどり着けました。
f.もう一度、元のCGを再確認
さて、e.でダメならもう迷宮入り確定。
でも、最後の意地で元のCGをもう一度見てみます。
既にここまでの過程で色々な画像を見てきたので、何か最初とは違った視点が持てるかも
しれません。
ここで何も閃かなければ、諦めるか、知人に聞くかするしかないでしょう。
今回は何故かこの過程で1枚特定できました。
(→ 良く見ると、頭の上が不自然に光っている = 天使の輪 = 似てないがド○ロちゃん同人
と連想して元ネタ特定・・・という流れで解決したw )
今回は結局、6/7という高確率で元ネタにたどり着けましたが、睡眠時間が毎日90分減っ
て3日程度掛かった(無論、別の事をしながらですが)ので、効率はかなり悪いですね。
しかし、いい歳ぶっこいてナニをやってたんだか。
個人的な意見ですが、各メーカーかダウンロードサイト様にはお手数ですけれども、
・サムネイル程度のゲーム画像を漏れなく完備
・上記「TinEye」に検索で引っかかるようにする
→ かなり小さな画像でも同一であれば出してくるので凄いと感心します
としてもらえると、
「違法アップ画像から興味を持って元ネタを買う!という人に探しやすい環境」
が構築できると思うのですけどね。
まあ、そんな環境作るのも大変ですが・・・。
気になる画像が出るたびに「a~f」の手順をやっていたらキリが無いので、今後は余程の
事が無い限り、「a~d(dは程ほど)」に留めようと思います。
文書だけで疲れたので、オチなしで。
それにしても、自分のヲタクとしての知識がかなり減っていたのを実感しました。
優れた原画家さんが若くして逝去されてるとか、探してる過程で分かったりしまして。
それで睡眠時間が減ったりってのもあったんですがね。
あうえう。