また、ブログの更新をサボりがちになっていてナンですが、意外と私生活は忙しいのです。
twitterも会社のPCで入力してる事もあるし、無論、仕事の一区切り付いた時にですが。

さて、一週間前に

 【板尾創路の脱獄王】

を視ていたのでその感想です。



高悟帰ゾクゾクっ!
それ程大量にはCMも流れていないように思うのですが、年末の「笑ってはいけない」の際に
視たくなってしまった「脱獄王」。
良い噂も流れてきますが、今一つ本当かどうかわかんないし・・・という事で、視てきたのです。

名古屋では、

 ・伏見ミリオン座
という、繁華街の「栄」という街のチョイ外れにある映画館のみ?で上映されてました。
本当は平日にアニメ映画とハシゴして視ようかと思っていたのですが、日曜日に見たのは
その為。
名古屋の109やゴールド&シルバー、ピカデリーとは離れているのです。
一日で2本見難い環境だったのですよね(遅くなっても良いなら可能ですが)。
公開されて2週間程度経っていたワリに、客の入りはナカナカのもので、約200人の劇場で、
1/3程度は埋まってました。

で、本編の感想ですが、ソネブロと異なり、【続きを読む】を挟めないので、改行を多少入れ
ておきます。
















結論から言うと、かなり面白かったです。
作品全体はかなり真面目なつくりなんですが、どこか人を喰ってる印象もあり、板尾氏のシュー
ルな持ち味が連想されますし。
劇中では、板尾氏は殆ど台詞もなく無言。
実際の主人公は、むしろ「脱獄王」たる板尾氏演じる
 ・鈴木雅之
に興味を示し、見守っている看守長の

 ・金村(國村隼氏)
の方なのではないか?という所。
故にかなり渋い映画のようなのですが、それでも、タイトルが真面目なシーンの合間に出てきて
しかも、
 ・板尾創路の・・・・脱獄王!
と、個人名アッピール?が妙な雰囲気。

劇中の構成も面白く、最初は劇中の現在時間である「北陸中央刑務所」の脱獄シーンからスタ
ート。スタントなんでしょうけど、なかなか華麗なアクションシーンから始まり、そして、個人名アッ
ピールのタイトル(笑。
その後12年前に遡り、金村との出会いや比較的簡易的な刑務所を容易に脱獄する等が描かれ
たり、鈴木雅之出生の秘密や、自分の父親との出会い等、伏線と思われるシーンのカットインが
あったりします。
基本的には分かり易く、
 「脱獄する度に、より厳重な警備と設備の刑務所につれてゆかれる」
という作品のつくりになっていて、そこに新しい獄長(お笑い界の重鎮が演じてる事が多い)や看
守が居るという感じです。なんか、ドラゴンボールでより強い敵と戦うような(笑

ストーリーも、「単なる無銭飲食で捕まり、脱獄を繰り返す謎の男。その目的は?」という分かりや
すいものですが、見せ方が上手いのか全然退屈しないです。
そして、真面目な映画のフリをしつつ、最後の最後で金村の一言。
晴れやかな鈴木と謎の人物の笑顔が妙に心に残るという・・・。
オチというか、なんというかなラストも見事だと思いますよ。
傑作!とまで褒められるべきかは分かりませんが、映画館に見に行く価値は間違いなくあると
思います。

ただ、上映時間が約90分くらいで、いかにも
 ・テレビの映画放映枠
でキッチリ分数が合いそうなんですよね。
ワリと早くテレビ放映されたりするんじゃあ?なんって思ってしまいます。
あと、パンフレットでラストシーン以外は完全にネタバレしてるので、視る前には読まないほうが
良いですよ。
それと、食べ物を買って中で食べるのは止めといたほうがいいです。
蠅の羽化シーンというのがありまして、「脱獄」の象徴的なシーンなんですけど、やはり気持ち悪
いのは間違いないですから・・・。







あうえう。



The Hermitage 分室
  

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