学校見学やその後のつながりで感じたことの一つに「思考型できっちりしている学校がある」という点がある。
思考型という意味では、入試の段階で考える力をしっかり見てくる。
校風においては、自由に任せるタイプとは違うが、かといって、いわゆる詰め込み型でもない
入ってくる子どもたちも、いわゆる優等生タイプが多い。
ただ、ここからが少し違う。
これらの学校は「自由放任」ではなく、むしろ、公教育としての枠組みあるいは学校ごとの特色ある方針の中で、学びが丁寧に設計されている印象がある。
たとえば公立中高一貫校。
入試もカリキュラムも思考力重視である一方、提出物や評価、日々の積み重ねはしっかり見ていく。
個々に任せるというより「一定の型の中で育てる」感じに近い。
学年が進んでいくと、この型の柔軟性が増し、管理型から徐々に自主型にシフトしていくイメージもある。
女子の伝統校にも似た空気がある。
たとえば桜蔭や豊島岡のような学校は、学力だけでなく生活面も含めてかなりきちんとした世界観がある。
姿勢や所作、日々のルーティンまで含めて整えていく。
「型の中で鍛える」印象だ。
共学校でも、例えば西大和のような進学校の中には学習面をかなり細かく見ていくタイプがあり、補習や確認を重ねながら、結果に結びつけていく。
これもまた一種の設計だと思う。
こうして見ると、このゾーンの特徴ははっきりしてくる。
思考力は求めるが、それを自然発生に任せるのではなく、枠組みの中で引き出そうとする。
自由か管理か、という単純な話ではなく「どう設計するか」という発想に近い。
親の立場からすると、このタイプは少し安心感がある。
完全に任せきるのは不安だが、かといって手取り足取りではなく、「ある程度は見てくれている」という感覚がある。
ただし、その分、合う・合わないは分かれる気もする。
枠があることで伸びる子もいれば、窮屈に感じる子もいる。
このあたりは、やはり相性の問題だろう。
次は、また少し雰囲気が変わり、「情報処理型 × 自由・自主型」のゾーンを見ていく。