思いつきのようでいて、わりと真面目に中高一貫校を2軸で眺めてきた。
思考・探求型か、情報処理型か。
自由・自主性型か、管理・面倒見型か。
並べてみると、同じ中高一貫校でも、ずいぶん違う世界が広がっている。
たとえば、自由で思考を重んじる学校。
放っておいても生徒の間で勝手に議論が始まりそうな空気。
かと思えば、同じ自由でも、コツコツ型の学校。
静かで、でもやっている子はちゃんとやっている感じ。
一方で、管理型の学校になると、また景色が変わる。
親としてはきちんと見てもらえる安心感がある反面、そこに乗るかどうかが問われる。
こうして並べてみると、「どれが良いか」という話ではないことがよくわかる。
一言で言えば「環境の違い」。
水が合うかどうか、と言った方が近いかもしれない。
同じ子でも、場所が変われば動き方が変わる。
逆に、どんなに良い学校でも、合わなければしんどい。
ウチの子がぽろっと言ったことがある。
「6年間って、思ってたよりずっと長い。中学の3年間は、かなり長く感じた。」
受験まではすぐに時間が迫ってきたのに、入ってからの時間はやけにゆっくり流れるらしい。
だからこそ、その6年をどんな空気の中で過ごすのかは、やはり軽くない。
受験のときは、どうしても偏差値や実績に目がいく。
それはそれで大事だが、入ったあとの6年間の方が、はるかに長い。
今回の整理は一つの見方でしかないし、こんな分類で全部説明できるわけでもない。
同じ学校でも、学年やクラス、先生によって雰囲気は変わるし、本人の感じ方も違う。
だから、「この学校はここ」と決めつけるつもりはないし、正しさを追求するものでもない。
むしろ、「なんか違う」と思うズレがあれば、その方が大事。
結局のところ、親にできるのは、環境を選ぶところまで。
その中でどう過ごすかは、本人の問題になる。
そう考えると、受験はスタートであってゴールではない、という当たり前の話に戻ってくる。
まあ、こうしていろいろ考えてはみるものの、実際のところはシンプルで、
「合うところに行けたらいいよね」という話に落ち着く。
そしてそれが、いちばん難しい。