親としては、「どの大学に行くか」が将来の就職にどの程度影響するのか、という現実的な問題は気になるところです。

 

一方で、会社側にいると、これはきれいごとだけでは語れないテーマだと痛感します。

 

各社の採用実績を見れば、大手企業ほど、いわゆる競争率、偏差値の高い大学の出身者が多いのは客観的な事実です。

 

例えば平均年収が2千万円を超える三菱商事の新卒採用は、この数年140名程度だが、早慶東大の上位3大学で約半数を占めています。

 

次いで、京大、阪大、一橋大、筑波大、東京科学大、神戸大、九大など国立大が続き、上位10校で約7割。

 

これが学歴によってふるいにかけられたためか、実力による選抜が行われた結果なのかは簡単に結論が出ません。

 

実際の採用はもう少し複雑で、公式には誰でも応募できるが、大学ごとに採用枠が設けられていたり、特定大学向けのインターンやリクルーター制度も存在します。

 

理系の場合は、より専門性が重視され、大手に入りやすいケースも多いです。

 

業界によって、学歴の考慮の仕方は異なり、ほとんど関係ないという企業もあります。

 

冒頭の三菱商事は、ポータルサイト経由の応募が1万4000人あります(すなわち倍率は100倍以上)が、こうした会社では応募者全員と面接することはできないだろうから、どこかで何かを基準にして「絞り込んでいる」のは間違いないと思います。

 

進路の選択は現実の構造を踏まえる必要があります。

 

大学受験はゴールではないし、就職を保証するものでもないです。

 

「何を学ぶのか」、そしてその先のことまで含めて、冷静に向き合うべきかと思います。