御三家に子どもを合格させた受験ママの座談会記事を読んだ。

 


もっと完璧な家庭が出てくるのかと思っていた。

父親は外資系コンサル、母親は教育熱心なママで、幼少期から知育と習い事、リビングにはホワイトボード、みたいな。

しかし実際には、

「3年生が成績のピーク」
「国語のY偏差値39」
「NN落ちた」
「親が算数で挫折」
「テキストが整理できず」
「目を離すと漫画」

妙に安心感がある。

もちろん、最終的には御三家に受かっているわけだからすごい。

 

今回の記事は「逆転合格」を自称する家庭の座談会なので、王道の最上位層とは少し違うのかもしれない。

 

幼少期から盤石にトップを走り続ける家庭も、当然あるのだろう。

 

だからこそ「完璧に管理された受験」という感じがしないところが面白い。


むしろ、
迷う。
落ち込む。
方針変更する。
塾を信じる。
途中で割り切る。

中受というと「戦略がすべて」みたいに見えがちだ。

もちろん戦略は大事。

どの塾に入るか。
いつ本気モードに切り替えるか。
NNを受けるか。
個別を入れるか。

みんな真剣に考えている。

しかし最後は、どこかで「腹をくくる」話になるとも思った。

「日能研を信じてついていくしかない」という言葉が印象的だった。

親はつい「最適解」を探したくなる。

しかし実際には、途中から変数が増えすぎて、よくわからなくなる。

子どもの性格も違う。
伸びる時期も違う。
塾との相性も違う。

同じ教材を使っていても、結果は全然違う。

だから結局「この子はこれで行こう」と決めるしかなくなる。

子どもは「親の管理」で動いているわけではなかった。

むしろ、ときどきこちらの理解を超えたことをした。

親のほうは横で「なにをやってるんだ…?」となる。

もちろん、そんなタイプばかりではなく、コツコツ積み上げ型の子もいる。

受験を通して感じたのは、親が設計して勝たせる、というほど単純な世界ではないということだった。

そして御三家家庭ですら、かなり揺れる。

世間的には「完成された勝者」に見えるかもしれないが、実際の過程では偏差値低迷もあるし、親子ゲンカもあるし、塾への愚痴もある。

結局、中受は「親が頑張れば完全にコントロールできる世界」ではなかった。

そこが苦しくもあり、妙に面白いところなのかもしれない。