ある会社での一コマ。

 

新入社員Aと、入社数年の先輩Bのやり取り。

 

Aは筑波大学附属の小学校から中学、高校と進み、大学は早稲田。

 

Bの方は中高を開成で過ごし、一浪を経て東大を卒業した。

 

Aが筑附出身だと知ったBは、懐かしそうにボートレース対抗戦の話を振った。

 

Aは無邪気に「ボートレースは遠足のような感じでした」と答えた。

 

続けてAは、「開成の応援は元気ですよね」と口にした。

 

Bは、「なんでそんな、人の神経を逆なでするようなことを言うんだろう」と思ったという。

 

Bによると、開成では中学に入るとすぐに、高3生に囲まれて応援歌やエールの練習を徹底される。

 

一方、筑附は共学で、もともと教員養成学校だった歴史もあり、自然と男女が混ざる形で自由に活動できる文化がある。

 

「こっちはストイックに応援歌とかエールを切っている中、あっちでは女子と一緒に楽しそうにしていて…」というのがBの本音だったようだ。

 

Bは最後に、「会社に入ったら空気を読むことが大切だ」と、社会人としてアドバイスしていた。

 

どちらもそれぞれ青春がある。

 

子どもが通う学校の行事や課外活動、友人との関わり方など、学校ごとの文化や経験の差というものはある。

 

特に教育課程の段階に連続性がある場合、中高6年間とか、小中高12年間といった、一定の時間をかけてそれが強化・熟成される。

 

学校の出口実績や学歴に親は敏感になりがちだが、学校での経験や子どもの感じ方は意外に重要な要素で、その後の人生のスタイルにも影響を与える。

 

親としてできるのは、子どもがどんな経験をし、何を感じ、どう成長するか見守ることだと思う。