2026年の大学合格実績が出そろい、東大の合格者数を何となく眺めていた。
正直なところ、毎年のことなのに、つい見てしまう。
学校別に見るときは現役合格率を意識しているが、合格者数で言えば理科Ⅰ類に目がいく。
定員が最も多く、工学部や理学部へ進む学生が多い科類だからだ。
近年はAIなど情報産業への関心の高まりもあってか難化が進み、「理科Ⅰ類に合格できる学力があれば国立大医学部にも届く」といった話を耳にすることもある。
2024年から2026年の合格者数上位を高校別に調べてみた
2024
開成、聖光、灘、筑駒、渋幕、東大寺、西大和、麻布、栄光、東海
2025
開成、筑駒、灘、聖光、翠嵐、渋幕、日比谷、麻布、栄光、海城
2026
開成、灘、筑駒、聖光、渋幕、麻布、栄光、翠嵐、駒東、日比谷、海城
顔ぶれは大きくは変わらず、男子の中高一貫校が多い。そこに共学の渋幕や、東京・神奈川の公立トップ校が入ってくる構図になっている。
毎年多少の入れ替わりはあるものの、全体の輪郭はあまり変わらないようにも見える。
やはり環境の影響は大きいのだろうか、と考えてしまう。
同時に、どこか落ち着かない気持ちにもなる。
数字を見ると、どうしても頭をよぎるものがある。
理工系人気や入試の難化が語られるが、冷静に考えれば、ここに並ぶのはほんの一握りだ。
中高6年間でどんな時間を過ごすのか。
どんな友人と出会うのか。
そうした積み重ねの方が、ずっと長く効いてくるのではないか。
それでも、ランキングは気になってしまう。
受験生親というのは、この揺れから逃れられないのかもしれない。