先日、受験生の親同士で話していたとき、合格体験記の話題になった。
この時期になると、どうしてもそんな話になる。
合格体験記をいくつか読んでみるとけっこう面白い、という点で一致した。
確かになんとなくわかる。
合格体験記というのは、つい読んでしまう。
どれくらい勉強していたのか、部活はやっていたのか、塾はどうしていたのか。
知人が読んでいたのは大学受験の体験記だった。
学校もいろいろで、桜蔭や開成の生徒もいれば、都立高の生徒もいる。
なるほどと思ったのは、勉強の進め方が思ったより地道なこと。
計画を立てる、週間予定を作る、模試や過去問の答案が返ってきたらすぐ復習、解説を聞く。
特別な裏ワザはなく、やるべきことを一つずつ積み重ねている。
もう一つ印象に残ったのは、周りの人との関わり。
添削を受けたり、他の受験生と勉強の進め方を共有したり、先生から励ましの言葉をもらったり。
受験は孤独な戦いではなく、実際にはいろいろな人の支えの中で進んでいくのかもしれない。
合格体験記はあくまで一部の成功例に過ぎず、すべてをそのまま参考にできるわけではない。
それでもつい読んでしまうのは、そこに特別な天才の話というより、それぞれの試行錯誤の様子とか思いが見えるから。
どの家庭も、悩みながら受験と向き合っているのだと思うと、少し気が楽になる気もする。