2026年の中学入試で「ガンダム」が出題された――

 

そんなニュースに、受験生の親として思わず立ち止まった人も多いだろう。

 

話題になったのは攻玉社の社会の一問。

 

宇宙世紀0079年、地球連邦政府に対して独立戦争を挑む作品を選ばせるという内容。

 

「アニメも知らなければ中学受験は戦えないの?」という声が上がるのも無理はない。

 

テキストに載っていない知識で、知らなければ運任せ。

 

公平性の観点からは悪問と評されている。

 

令和の時代の小学生がガンダムを知っているかどうかは一般教養というより、家庭環境や親の影響が大きい気がする。

 

2025年の大阪万博で、「実物大」ガンダム像のあるガンダムパビリオンは話題になったが…。

 

一方、攻玉社には「ガンダム研究部」があり、文化祭や学校案内にも登場する。

 

最近はEテレで活動が紹介された。

 

そう考えると、この一問は、学校のカラーを知っている子に来てほしいという、私立校らしいメッセージとも受け取れる。

 

学校に足を運び、熱望している受験生なら、ピンと来たかもしれない。

 

もちろん、この問題一問で合否が決まった受験生は一部だろう。

 

大切なのは、意外な出題に動揺せず、入試に通用する基礎力を積み上げることにある。

 

中学受験は、学校が子どもを選ぶ場であると同時に、子どもと家庭が学校を選ぶ場でもある。

 

ガンダム問題は賛否を呼んだが、「うちはこういう文化を大切にしています」という攻玉社からのメッセージだと考えれば、これはこれでアリなのかもしれない。