これは、ジョジョの奇妙な冒険に登場するプッチ神父の名セリフ。

 

『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字…… わたしに勇気を与えてくれる…

 

なんでこんな引用から話を始めたのかというと、2025年度の全国学力調査で「中3数学の正答率が50%を切った」

という情報を、たまたまネットで目にしたから。

 

ニュースとしては半年前のもの。

それがなぜ今になって急に表示されたのかは、よくわからない(ネットあるある?)。

 

全国学力調査は、小学6年生と中学3年生を対象に、毎年行われている。

その目的は、教育指導の改善や政策立案に活かすこと。

 

その中で、中3数学の正答率が年々下がり、ついに50%を割り込んだといいます。

 

しかも今回、最初の問題(第1問)が「素数の問題」で、その正答率が非常に低かったという。

 

問題はこんな内容。

 

1から9までの数の中から素数を選び、選んだ数のマーク欄を黒く塗りつぶしなさい

(その下に1から9までの9個の数字が書かれている)

 

この正答率(全国平均)が32.2%

 

…低い。

 

こんなものか。

 

素数の定義を知っているかどうかというシンプルな話。

 

数学とは、一定の決まったやり方で問題を解くことだというイメージが強いように思う。

 

少なくとも文系寄りの感覚では。

 

自分自身、数学とは「解き方」を覚えるものだと思っていた。

 

定義?聞いたことはある気がするけど、忘れた、となる。

(定義を知っていても問題が解けるようにはならない)

 

そもそも社会人になって、あるいは日常生活において、素数を知らなくて困ったことは一度もない。

(逆説的だが、中学受験する小学生にとっては、100までの素数を知っていることは大きな武器になる。これはおすすめ。)

 

普通の大人に同じ問題を出しても中3の正答率に達しないかもしれない。

 

でも、

素数とは何か?

なぜ素数について考えるのか?

1が素数に含まれないのはなぜか?

 

これらを考えようとすると話は急に哲学っぽくなってくる。

 

1が素数でないのは自明ではなく科学的事実でもない、と思うからだ。

 

素数は無限に存在することが証明されているが、それから2000年以上たっても、科学がいくら発達しても、素数がどんな規則で並んでいるのかは、いまだによくわかっていない。

 

そこに、なんとも言えないロマンがある…。

 

自分はとてもじゃないが、素数を数えて落ち着くことなんてできないのだが。