当ブログでは、受験生の親の目線から受験や中高一貫校について発信しています。

個人の感想的な話が中心であることをご了承ください。

新潮デイリーに出ていたある記事を取り上げたいと思います。

医学部予備校の代表が「中学受験に塾は必要ない」と断じる理由…、というもの。

 

 


医学部予備校の人がなぜ中学受験について?

難関校を目指すなら、難しい問題が解けるようにならなければならない
中学受験をするなら、有名塾にいかなければならない


こうした考えは全て思い込みであり、しかも「誤った」思い込みだと言います。

一体何を言っているの?

疑問が湧いてきますが、ここでその是非を議論したいわけではありません。

誰がどんな趣旨で言っているのか、が気になりました。

この方は、中学受験で「灘、東大寺、洛南、洛星」に受かり、大学受験で「大阪医科薬科大学」に現役合格し、研修医終了後に医学部予備校を創設、した方だそうです。

このような方に「中学受験に塾は不要」と言われても…。

先月、「合格したいなら「中学受験の常識」を捨てよ」という本を出されています。

 

 


中学受験の常識」っていったい何のこと?

「難関校を目指すなら、難しい問題が解けるようにならなければならない」のは当たり前。

考えるまでもありません。
 

それを「誤った思い込み」だと指摘しているのは、一種のレトリックだと思います。

ここで問題となるのが、何が「難しい」のか。

中学受験も医学部も入試は難しいと思います。

ただ、全受験生の正答率が1-2%の「超難問」だけで入試問題が構成されているわけではありません

重要なのは、「超難問」が解けるかどうかではなく、「多くの受験生が出来る問題」を確実にゲットできるかという点。

これが意外に難しい❗️

仮に正答率1%の問題が出来たとしても、正答率80%の問題を落としているようでは全然喜べないです。

正答率1%の問題が解けるようになることよりも、正答率80%以上の問題を絶対に間違えないようにすることのほうがはるかに大事だと思います。