去年の12月くらいに、算数や理科の教育動向を国際比較した調査のニュースをどこかで見た。
日本は算数や理科の学力は世界的に上位にあるものの、算数や数学を得意だと思わない小学生や中学生が増えていて、特に女子の苦手意識が強い、というような内容だった(うろ覚え)。
学校や塾で解法テクニックを教えられ、中学受験や高校受験に向けて問題演習を繰り返しやるので、全体的にテストの点数は高くなるが、面白いか、楽しいかと言われると、そうは思えない、という子が多いのだろう。
自分は教育の専門家でも何でもなく、一個人の見解に過ぎないが、中学受験する子を見たり聞いたりして思うのは、子どもが興味を持てないことはうまくいかない、ということ。
勉強に限らないが…
自分もそうだが、興味の持てないことには感度が鈍くなる。
小学校のときは算数の授業が楽しかったが、中学生になると数学がよくわからなくなり、解けそうにない問題を大量に与えられ、嫌い、あるいは苦手になってしまう。
よく聞く話だ。
小学校の算数は、身の回りの具体的なことがらに引き付けてイメージしやすいが、中学校の数学は、文字と数式ばかりで、「解法の手順」はわかるが、それ以上の意味が見いだせず、自分の興味・関心から外れてく。
「なぜこんなことをやらないといけないのか、将来何かの役に立つの?」
そこまでいったら、つまらないもの、苦痛でしかなくなる。
自分もそのクチで、それほど嫌っていたわけではないが理数は苦手で、その半面、社会全般、特に歴史が好き、ということもあり、文系の道に進んだ。
時は流れ、子どもが中学受験することになったとき、「中受算数」に出会った。
子どもの勉強をサポートするため、親も塾のテキストやプリント、問題集などを見て、解いて、解説を読み込んだ。
「なるほど~、そんな解き方があるんだ」「これは気づかなかった」
とても難しく、今まで使っていなかった頭をフルに動かしていると、そのパズルのような面白さにすっかりハマってしまった。
理科や社会もとても興味深い内容で、「なんだ、そうだったのか」「そういうことか」
目からウロコがボロボロ落ちる…
知らないこと、自分にとって新しいことに出会うことが、これほど新鮮で刺激を与えるとは正直思っていなかった。
この楽しさを小学生や中学生の子どもに体験させられれば…。
勉強がつまらないのは、先天的なものではなく、教える側の問題なのではないか。