近年、大学入試の制度が変わり、学力試験の結果で合否を判定する一般入試と並んで、学校推薦型が拡大しているように思います。

 

学校推薦型は大学や学部により様々な出願要件や選抜方法が決まっています。

 

一番の特徴は、受験生の出身高校の校長による推薦が必要で、推薦できる人数が限られるという点。

 

最近何かと注目を集めている、筑波大の学校推薦型選抜について取り上げたいと思います。

 

学校推薦型には、大学が予め指定した高校から推薦を受ける指定校推薦と、指定の無い公募推薦がありますが、国立大学は全て公募。

 

私大の指定校推薦の場合、高校ごとに推薦枠があり、出願すればかなり高い確率で合格できることが多いですが、国立にはありません。

 

筑波大には、筑附や筑駒といった「大学附属高校」が存在しますが、エスカレーター式に大学に進学できる枠はありません(他の高校と条件は同じ!)。

 

筑波大は、募集定員2102人のうち学校推薦型が536人(全学部合計)なので全体の4分の1くらい占めます。

 

東大の場合、募集定員3060人のうち学校推薦型は100人だけですから、それと比べるとかなり多い方。

 

同じ高校から推薦できる人数は、学類により3名程度まで。

 

出願要件も細かく決まっています。

 

例えば、

 

・原則現役生であること

・高校の成績が評定4.3以上又は筑波大の学力検査に合格できる程度の学力があると校長が責任をもって推薦できること

・各学類と関係がある特定の分野で優れた能力を有すること(論文発表、国際大会での入賞など)

・専願であること など

 

調査書、推薦書、志望理由書といった書類を提出する必要があります。

 

選抜は学部ごとに、書類審査と、小論文、面接などによって行われます。

 

小論文は、論理的思考力や表現力、英語力を評価するもので、学科試験の代替という側面があり、総合力が問われると思います。

 

英語については、一定のレベル以上の資格がある場合、考慮されるという形。

 

また、筑波大の学校推薦型では原則として大学共通テストの受験が免除されています(同じ国立でも、東大の学校推薦型では大学共通テスト8科目を受ける必要があり、8割程度の得点が必要)。

 

実質倍率は学類によるものの、3倍前後となることが多いです。

 

学校推薦型は人数が限られるので「狭き門」な気もしますが、学校での成績が良く、推薦要件を満たし、校内での選抜に残れば、小論文と面接の対策だけすればいいので(筑波大の場合)、受験勉強の負担はかなり軽くなる制度と思います。


12月に合否がわかるのもメリットです。