当ブログで過去問について何度か取り上げました。
志望校の過去問を子どもが解いてそれを親が採点していました。
配点が非公表の学校が多いので赤本などを参考に採点しましたが、記述式の採点は基準が分からないので難しく、正確につけるのは本当に難しい!
正確性に限界があるものの、どれくらいできたかとても気になりました。
小6の夏に開成や筑駒の問題を解いたらまともに得点できなかったのは以前書いたとおりです。
塾では直近年度から解くように言われたのですが、一般に年を重ねるほど難しくなっていく傾向があるので、新しい年度は得点しにくい。
同じ学校でも10年以上と最近では明らかに最近の問題の方が難しい。
解き始めは慣れていないことに加え、難しい方から解くような形になるので、キビシイ。
「夏にあれだけ頑張ったんだから力がついたのではないか」などと変に期待しているとえらい目に遭います(遭いました)。
それを回避したい場合、できるだけ古い年度から解くことをおすすめします…。
本来、過去問を解く意味は、入試の傾向(クセ)を掴んだり、その学校の問題との相性を確認したり、また志望校攻略に向け今後の課題をあぶり出すことにあると思うので、9-10月あたりではあまり点数を気にしすぎないのがいいのかなと思います。
それでも点数は気になるもの。
受験者平均をクリアしたか、合格者最低点に届いたか。
合格者最低点は受験者平均を上回るケースが多いので、まずは受験者平均をクリアするかが一つのメルクマールになると思います。
合格者最低点が受験者平均を上回ることが多い、と書いたのは必ずそうなるとは限らないからです。
受験者の半数以上が合格するような場合(つまり受験倍率が低いケース)、合格者最低点は受験者平均を下回ることがあります。
例えば、栄東(かつて我が家も受けました)は、A日程で5522人受けて3591人合格しましたが、受験者平均188.6点に対し、合格基準点は181点でした。
志望校の受験倍率が2倍前後であれば、受験者平均と合格者最低点が近くなることが多いと思いますので、過去問をやるときにここが一つの目線になります。
入試は1月とか2月で、それまでに間に合えばよく、子どもは最後の1、2か月で考えられないくらいに伸びましたので、今の時期に届かなくても悲観する必要は全くないです