夏が終わり、9月に入ると中学受験は佳境に入ります。

 

学校別の対策演習、過去問と模試が本格スタート。

 

過去問については何度か取り上げていますが、志望校の問題傾向に慣れるということもあるし、志望する学校との「相性」を見る上でもとても重要だと思いました。

 

なるべく実際の入試に近づけて行うことが効果的です。

 

時間を正確に測り、実際の入試にできるだけ近い環境で。

 

過去問には赤本と呼ばれる問題集が出ています。

 

留意点としては、入試問題のレイアウトと問題用紙が本番と異なるということ。

 

多少違っていても問題を解くうえでは全く支障なく、形式は表面的で些末なことのようにも思えます。

 

でも実物大で本物に近い問題用紙と解答用紙の方が絶対にいいです。

 

子どもにとって、入試当日に見た目が異なると動揺するということもあるかもしれません。

 

もっと重要な点は、難関中では国語だけでなく他の科目も記述問題があるということ。

 

どういうことかというと、記述問題では解答欄の大きさが決定的に重要だからです。

 

何をどこまで書くか(求められているか)が決まってきます。

 

算数でも、単に答えだけでなく式や図を書くスペースがあたえられていることが多く、その大きさの中で答えへのプロセスを書いて答えられるように設計されています。

 

また、記述問題では、解答や解説のばらつきが大きいことと、算数にしても解き方は一通りではなく、別解が存在することが多い点も留意が必要。

 

なので、過去問集は赤本一冊のみというのは好ましくなく、複数社あったほうがいいと思います。

 

赤本は、問題用紙を実物大に拡大コピーするのがとっても手間です。

 

サイズがばらばらだし、それぞれの科目ごとに何年分も収録されていて量も多い…。

 

もちろん、コンビニでコピーしたり、A3サイズ対応のコピーマシンを購入する方法もあります。

 

実際にやっておススメしたいのが、実物大の問題と解答用紙がセットになっている問題集の活用です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだと、問題用紙の形式が縦か横か、問題の配置、余白など、実物に近い紙面になっています。

 

これならいちいちコピーせずにすぐに使えて便利!

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村