前回の続きです。

 

どんな場合にも効く、万能の勉強法は見つかりませんでしたが、「どうやったらもっといい点がとれるか」という点については、少し述べておきたいことがあります。

 

中学受験の勉強はとにかく範囲が広く、かつ深くわかっている必要があります。

 

表面をなぞったような、通り一遍の知識、例えば歴史の年号とか特殊算の解法を覚えていること「だけ」では太刀打ちできません。

 

とはいえ、基本的な知識を無視していいわけではなく、「それは知ってて当たり前」で、そこからの応用力や深い思考力が問われるのです。

 

大手塾では、「スパイラル」方式で、学年が変わっても同じ単元を何度も扱います

 

全く同じことをやるわけではなく、学年が進むと、「より深い」内容になっていきます。

 

それは非常に合理的なシステムで、復習を重ねながら徐々に理解を深めていくことができる優れた方法だと思います。

 

何が言いたいかと言うと、難関校に合格するための特殊な勉強法が存在するのではなく、ひたすら地道に、復習を繰り返し、基礎を固め、一つ一つ自分のものにしていくという作業を根気よく続けていくこと。

 

これに尽きると思います。

 

少ない労力で最も効果的な「最短ルート」を進みたいところですが、そんな都合のいい話はない気がします。

 

その材料となるのが塾のテキストとプリント

 

そして塾のテストや模試で間違えた問題の解き直し

 

これらをとにかく一つ一つ丁寧に見直すことしかないと思います。

 

何がどこまで分かっていて、何がわかっていないのか。

 

間違えた原因が特定できているか、その対応策が考えられるか。

 

子どもだけではそのあたりの追求や確認がどうしても甘くなりがちなので、親が関与するとかなり違うと思います。

 

「教える」わけではありません。

 

子どもに聞いて説明してもらうことで、自分で考えたり気づいたりする機会になります。

 

ただ、これを一つ一つやっているとかなり時間を食います

 

使える時間が限られるので、その中で上手くやりくりして回していくのがカギになります。

 

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