世の中には勉強法や記憶術などに関する情報が溢れています。
本もたくさんありますし、ネット情報もあります。
それらの中から取捨選択して、我が子に適用できそうな方法を見つける。
中学受験では子どもが受験生であり、我が子に合った勉強法を探している親がいるかもしれません。
自分もそんな親の一人でした。
参考になるものあれば参考にならないものもありました。
よさそうだと思ったら試してみる。
効果がなければ別の方法をやってみる。
試行錯誤の連続でした。
いろいろやってみましたが、どんな場合にも使える万能な勉強法はありませんでした。
自分自身にことをふり返ってみても、誰も勉強する方法を教えてくれる人はいませんでした。
要は、「どうやったらもっといい点がとれるか」を考えること。
こう書くと、いかにも目先の点数に囚われて視野が狭いように見えるかも知れません。
親は教育の専門家ではなく、教育者になることを目指しているわけでもありません。
目の前にいる、我が子の点数を上げる方法を知りたいのです。
ただそれだけです。
勉強するのは親ではなく子ども本人なので、本人が実際にやってできるようにならないと意味がありません。
親が勉強法を学んで修得できたとしても、それを子どもが再現できる保証はありません。
どこかに「最も効率的な勉強法」や「誰でも必ず成績が上がる勉強法」が転がっているわけではないと思います。
自分で考えて工夫することが必要です。
人から聞いたことは、その場で「ふーん、なるほどね」と思うかもしれませんが、翌日になったら抜けてしまっているかもしれません。
自分でコツを掴まない限り身に付かないと思います。
それがわかってきて、問題が解けるようになると自信につながります。
外から「きっかけ」くらいは与えることができるかもしれませんが、その程度だと思います。
本人の意思が大事で、そして周囲の環境というのも結構重要です。
例えば塾におけるライバルや仲間の存在。
同じ状況の中でライバルや仲間と点数を競い合う環境、あるいは互いに刺激を受け合う環境が大きなモチベーションに繋がっていた面があります。
勉強は結局のところ自分でやるもので、誰かが教えてできるようになるものではないと言う気がします。