親として中高一貫校といろいろな形で関わる中で、思ったことなどを綴っています。

 

中高一貫校の生徒は、高校受験がないので、当面、部活や、学校行事や、趣味や遊びなど各自やりたいことに没頭できるということが一番の特徴だと思います。

 

何かをしなくてはいけない、と思う必要もない。

 

何もせず、ぼーっとしていてもいい。

 

大学受験を目指して歩き始めてもいい(そうしなければならないというわけではない)。

 

中学生にもなると、「親に言われたから…」というだけでは動かなくなります。

 

自分で考えるようになります。

 

自分の将来のことや、やりたいこと、進む方向性について考える時間があることはいいことだと思います。

 

手に職つけないといけない、そのためには国家試験を目指そうとか、海外で勉強したいとか。

 

いろいろ悩むのは当然だと思います。

 

公立中学に進学したらそうしたことを考える機会がなくなるとは思いませんが、目の前に受験が控えていたら、あまり余裕はないかもしれません。

 

以前ブログに書いたことがありますが、中学入試を経て入学すると、周りがめちゃめちゃ勉強ができるスゴイ人ばかり。

 

いきなり天狗になっていた鼻をへし折られたようでした。

 

そういう子は多く、大きなショックを受ける人もいるようですが、井の中の蛙であることを知るのもいい経験と思います。

 

そこから自分という存在について考えることができます。

 

親を含め、外からどう見られるかは関係ありません。

 

自分が、自分自身をどうとらえるか。

 

一番ダメなのが、自分の可能性を自分でつぶしてしまうこと。

 

逆に、「自分にはこれがある」とか「これだったら負けない」というものが見いだせるかどうか。

 

親ができることは限られますが、見守っていきたいと思います。