今年の中学受験は、最難関校・準難関校が横ばいないし微減だった一方、中堅校のほとんどで志願者・入学者が増加。

 

中学受験の専門家によれば、グローバル教育や理系教育に力を入れる学校の人気が高まっていることが背景にあるという。

 

そして、昨今の第1志望の学校の合格率は3割程度だという。

 

これって、どこを「第1志望」とするかによって合格率は変わってくると思います。

 

実力を相当程度上回る学校でも「受けたい学校」にチャレンジすることだってあるだろうし、あくまで実力に見合う学校と安全校しか受けないこともあるだろう。

 

どのレベルの学校を「第1志望」とするのかの決まりはなく、各家庭や本人の考え次第

 

それらを全部ひっくるめたトータルの平均が「3割」ということ?

 

専門家(プロ)は、落ちても成長につながる、という言い方をすることがあります。

 

高校生だったらわかりますが…。

 

中学受験に伴走する親としては、我が子が落ちてもいい、とは思えないですね。

 

心が狭いので。

 

 

とても個性的な中小塾で、「中学受験は落ちてもいい受験」だと公言しているところがあります。

 

御三家合格者も出しているので、ヘンな塾ではありません。

 

そこの塾の塾長曰く、合格が全てという考え方は否定されるべきもので、一人前の人間に育てることが中学受験の目的であり、落ちた経験も人を成長させる、という趣旨のことを言っている。

 

結果はどうあれ、子どもが目一杯頑張ったことを評価し、我が子をありのまま受け止めることが大事だ、ということも言っている。

 

とてもかっこいい主張だと思うのですが…。

 

世の中の中受親の共感はあまり得られない気がします。

 

親は子どもに受験で失敗させたくないんですよ。

 

小1の時から子どもを塾に通わせる「親の気持ち」もわかります。

 

自分はそうしたいとは思いませんが。

 

不合格=失敗か、といえばそうなのかもしれないが、本当にそれが「悪いこと」なのかは見方が分かれます。

 

失敗なんて存在しない、という人すらいます。

 

失敗と思わなければ失敗ではない。

失敗することは悪いことではなく、そこから学べることが多くある。

 

それもそうなんだと思いますが…。

 

小学生には理解しがたい論理だと思います。

 

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