中学受験では圧倒的な力を発揮したが、中学進学以降、遊び呆けてしまって大学受験で失敗-。
これが「よくある中学受験組の失敗例」、らしい。
中学受験のときに勉強し過ぎた反動(?)なのか、中学に入ってからやる気をなくし、6年間遊び続けた挙句、大学受験で結果を出せない。
あるいは、勉強嫌いになってしまうとそうなる可能性があるということかと思います。
勉強嫌いにならなくても、ゲームなど勉強以外のことにのめり込んでしまい、勉強に全く身が入らなくなるという可能性もあります。
そんなことなら中学受験しない方がよかったことになります。
大学受験で、私立文系では英語の配点が高く、英語が苦手だと受験では致命傷になると言われます(実際、英語が入試科目にない大学は非常に少ない)。
学部によって異なり、入試制度も流動的ですが、一般入試の科目は、基本は国語(小論文含む)、英語、社会で、英語の配点が半分近くある場合が多いです。
英語の配点の割合が6~7割と高い学部もあり、英語1科目入試(英語100%)もある。
一方、中学受験では英語が入試科目にないケースがほとんど。
小学校でも英語の授業があるが、時間数が少なすぎです。
文法を含めて外国語として本格的に学習するのは中学以降という人が多いはず。
だからそこでやるかやらないかが大きな差になります。
高校受験があれば必然的にやらざるを得ないですが、中高一貫校ではやらなくても何とかなってしまう…。
英語に限りませんが。
中学受験しているとき、「辛いのは今だけ、中学に入れば楽になる」と思うこともあるかも知れませんが、「楽をするため」に中学に行くわけではないと思います。
中学に入学したら「勉強から解放」されるわけではありません。
そのまま系列の大学に進める場合であっても、途中で落第しないという保証はないです。
勉強面できっちり管理してくれる学校もありますが、それも本人の気持ち次第だと思います。
入試を経て中学に入学してから勉強だけに明け暮れるのはとても勿体ないことですが、全く勉強しないというのも困りもの…。