首都圏の中学受験で圧倒的な難関校合格実績を誇る塾がある。
子どもがそんな塾に入れたら(送り込めれば)、そこで頑張れば合格できるかも。
夢と希望を持ちたい。
それでいいじゃないですか。
そうした塾は「おまかせ」ができず、家庭でのフォロー、計画や進捗管理、助言など相当のサポートが必要になるケースが多い。
お金がかかるだけでなく、恐ろしく手間がかかる。
親も、仕事やら家事やら抱えていて時間的制約がある中で、「親の負担」が大きいのをある程度承知で塾を選んでいます。
子どものサポートに喜びを感じている、「変わった親」もいるくらい。
何となくわかります。
我が子に対する一種の「推し活」ですから。
ただ、絶対に外せないと思うのは、我が子の力量を客観的に見極めることだと思います。
その中でできる限り引き出すことしかできません。
親は子どもを赤ちゃんの頃から見続けてきて、性格や長所、短所を熟知しています。
中学受験の勉強は特殊ですが、子どもが解いている問題を見て、一緒に考え、どれくらい理解できているか、日々チェックしていると、「現実」が見えます。
現実から乖離した夢は、ただの夢。
息子が所属していた塾のクラスの様子から推測すると、本当に出来る子は、理解度、記憶力、問題を解くスピードがずば抜けている感じがしました(息子のことではありません)。
思考系だけでなく読解も暗記もできるオールラウンダーで、全く隙というか穴がない(科目間の差が大きくアンバランスな息子とは対極)。
決して才能だけでなく、人一倍努力していて、そこに難関校に特化した塾のカリキュラムがぴたりとはまっている感じ。
絶対真似できないし届かないけれど、そんなスゴい子がいるというのもまた現実でした。
それがわかったのは意味がありますが、ヨソはヨソ、ウチはウチ。
現実を見定めたうえで、諦めずに夢と希望をもって戦略を練るのが親の役目だと思います。
Noteでも情報発信しています。
(親子で中学受験に挑んだ3年間の激闘の記録)