首都圏中学受験のメイン、東京で入試がスタートする2月1日

 

首都圏の中受家庭において、この日の受験校の選択が最も大きなポイントの一つになるのは間違いありません。

 

東京と神奈川では2月1日に入試を行う学校が非常に多いため、受験者がそれぞれの学校に分散します。

 

塾の用意した偏差値表などにより、入試の難易度や合格可能性を考えながら、子どもに合った学校を選ぶことが多いでしょう。

 

偏差値は一つの参考でしかないですが、塾の偏差値一覧を見ると、男子の場合、必ずしも、偏差値帯ごとに均等に学校が分かれているわけでもありません

 

2月1日入試(東京)では、

 

S偏差値でみると、58の早稲田・早大学院の次が、52の芝・本郷となり、この区間に「空白地帯」があります(共学や神奈川の学校は除いています)。

 

Y偏差値では、海城(64)、芝・本郷(60)、巣鴨・城北・桐朋・世田谷(いずれも56)というぐあいに、このエリアでポツポツと間が空いているようにみえます。

 

これが女子だと、2/1受験日の、学校の偏差値の「間隔」は1とか2で、4ポイント以上も間が空くことはほとんどありません

 

S模試で3500人男子生徒がいたとしたら、この偏差値帯の6ポイント差は約20%、約700人分くらいに相当します。

 

Y模試で男子7000人だとして、この偏差値帯の4ポイント差であれば7%分で約500人に相当。

 

属する偏差値帯の学校がない…。


この規模の受験生の選択は、学校の競争状況に結構なインパクトを与えるはずですし、選ぶ方は悩むことが多くなります。

 

より高みを目指してチャレンジするか、安全確実にみえる方に道をいくか

 

その学校に受かる学力があるということと、受験校としてその学校を選ぶことは必ずしもイコールではありません。

 

可能性や、世間的にどうかということとは関係なく、あくまで希望を重視するというのも一つの考え方。

 

理想か現実か。

 

個人的には、理想だけ求めても実現性がなれば全く意味がないと思う一方、冒険しないのも夢がなくて全く面白味がない。

 

あとは子どもとの関係。

 

6年間学校に通うのは本人なので、最終的に本人の気持はもちろん大事になってきますが、100%子どもに選択を任せるのか、親が実質的に決めるのか

 

親の立場からすれば、「子どもを通わせたい学校」を選ぶということ。

 

子どもが「この学校に行きたい」と言い出すこともありますが、子どもが育つ家庭の影響、特に親の影響が大きいことは間違いないと思います。

 

子どもが自分で調べ出してきて、自分で考えて「ここがいい」というよりも、実際には親や周囲によって「スクリーニング」された情報を前にして、その中から選んでいるのではないでしょうか。

 

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