中学受験で大手の塾に通わせると、平日は当然、学校が終わってから塾に向かうので、終わりが夜遅くなります。
息子の通った塾では、小4や小5では、17時スタートで20時終了、小6になると21時終了でした。
夜、親がよく迎えに行ったので時間を覚えています。
時には、授業が延長したり、終了後にクラス毎に出てくる順番が後になったり、質問教室に寄ったりで時間通りに終わることはまずありませんでした。
終了予定時刻から20分位待つこともザラ。
今でも、夜遅くに塾帰りの小学生を電車やバスの車内で見かけることがあります。
「頑張ってるな」
心の中でつぶやきます。
小学生が「夜遅くまで勉強している」風景は首都圏では決して珍しいものではありません。
それが一般的、というのは言い過ぎていると思いますが。
その姿をみて「かわいそう」と思うかどうかは見解が分かれるところです。
が、夜遅くまで勉強しているのは客観的な事実。
正確に言えば、親がそれを許容し「勉強させている」
子どもの受験に伴走していたときは、それが当たり前のことだと感じていました。
一方で、寝る時間を削るつもりはなく、平均的に1日8~9時間は寝かせるようにし、入試直前まで厳格に守っていました。
宿題が終わってようがいまいが、妥協の余地なし。
サピは塾でお弁当を食べないので、食事については、少し困りました。
学校から帰って来て、塾に行くまでの間におにぎりなどの軽食を食べる。
その時間もなければ塾を終え、帰宅してから食べる。
大抵どちらかのパターンで、塾に行く前に先に軽食で済ませた場合もお腹が減るので、帰宅してから食べることがほとんどでした。
ということで、塾から家に帰った後は、食事をし、それから入浴するともう寝る時間。
22時前後には寝ていました。
学校の宿題は?
塾で習ったことの復習は?
必要なら翌朝起きてやればいい。
塾から帰ってきたらその日のうちに授業で習ったことを復習するとよい、と聞いたことがありますが、ほとんどできませんでした。
疲れ切っていてそれどころではなかった…。
子どもに夜遅くまで勉強をさせていたのは事実ですが、それを可哀そう、と思ったことはありません。
夜遅くまでゲームをするのはOKで、勉強させるのはNG、ということはないはずです。
本人の意思に反し、嫌がるものを無理やり強制していたわけでもありません。
食事や入浴の時間が遅くなったり短くなったりするのを窮屈に感じることはあったかもしれません。
が、何か「辛いこと」「大変なこと」をやっている、という感覚は全くありませんでした。
それを外から見た場合にどう思われるかは正直あまり関係ないと思います。
(参考)
Noteでも情報発信しています。
(親子で中学受験に挑んだ3年間の激闘の記録)