中高一貫校に入ると、高校入試がない環境で、勉強以外のことに打ち込む時間を持つことができる。

 

部活があるし、運動会文化祭その他の学校行事もある。

 

部活は運動系も文科系も幅広く、中学と高校が繋がっていて、高校生も一緒なので、タテのつながりもできる。

 

ユニークな先生や同級生との関わりがあって、授業が面白かったら、パラダイスのような環境だと思う。

 

私立中は、義務教育であっても「落第」とか「留年」があり得る世界なので全く油断できないものの、そんなにガリ勉しなくても授業についていけなくなるということはないはず。

 

少なくとも、中学受験の頃のような勉強を続けなければ進級できないということは全くない

 

全員、シビアな入試をくぐり抜けてきた歴戦の強者ばかり。

 

成績が落ち込んだり、授業についていけなくなる子もごく少数いますが、能力というよりはやる気、気持ちの問題と思います。

 

「燃え尽きて」目標を見失ったり、勉強以外のことに熱中したりと。

 

一方で、塾に通っている子もいます。

 

本人が大学受験に燃えて、というよりも、数学や英語の先取りをしておきたいとか、周りが行くからということもあると思います。

 

中高一貫校に入って塾通いが必要なのかは議論があるところ。特に中学は。

 

いくつかポイントがあると思いますが、ひとつは、学校カリキュラムとの関係。

 

学校の授業で大学受験対策が完結することを標ぼうしている学校もあります。

 

学校のカリキュラムだけで大学受験勉強の準備がしっかりできるので基本的に塾は不要

 

それがその学校を選んだ動機、ということもあると思います。

 

一方、自由放任系の学校であれば、塾通いが必要と感じることが出てくるかもしれません。

 

「何を目指して、何を勉強するか」は明確にした方がいいと思います。

 

それを本人に考えてもらい、判断させることが必要だと考えます。

 

中学高校で何をやりたいのか。将来何になりたいのか。

 

親は相談されれば人生経験に基づいていくらでもアドバイスできますが、親の方から一方的に「こうすべき」あるいは「こうしなさい」と言うことはないと思います。

 

勉強についても、学校の定期テストについて親の方から何か言ったり、指示したりすることは一切ありません。

 

「次のテストはいつ?」とは聞きましたが…。

 

「今こういうことを考えている。そのために、塾に行って、これこれを勉強したいんだ。」

 

と言われれば、親として全面的にバックアップする。

 

勉強といっても、学校の勉強が全てではないし、大学受験で勉強が終わるわけでもありません。

 

いろいろなことにチャレンジしてほしい…。

 

 

Noteでも情報発信しています。

(親子で中学受験に挑んだ3年間の激闘の記録)