子どもの中学受験に伴走していた3年間を振り返ると、塾のテストの結果に一喜一憂していたのは子どもだけではありませんでした。
親も一喜一憂していました。
中学受験は、子どもが受験を自分事として考えるのが難しい一方、親が子の受験を自分事として考えてしまうところがあると思います。
志望校についても、親が行かせたい学校をイメージしがち。
我が家は親主導の受験でした。
子どもが小4でスタートしたとき、本人は中学受験の意味を理解していなかったと思います。
「より良き将来のため」という説明はしませんでしたが、そう説明しても抽象的でわからなかったと思います。
親が期待感をにじませたり、逆に落胆したりすると、子どもはその様子をよく見ていて、影響を受けていたと思います。
例えば、塾テストの成績が悪かった時、それをみて子どもはがっかりし、親ががっかりした様子をみて、子どもはもっとがっかりします。
塾のテスト結果に一喜一憂していいことは何もありませんでしたし、親が入れ込むことで、それが増幅されていたとすれば、更によくない状態でした。
テストの点数や偏差値は一つの目安ですが、実はそこは全く本質的なポイントではありません。
我が子が何が分かっていて何が分かっていないかを把握し、改善する方策を一緒に考えて実行するのを助けることこそ、やるべきことでした。
他の子の成績も関係がありません。
親は、あくまで伴走者。
子どもの手をぐいぐい引っ張って走るのではなく、少し距離を置いて、子どもの走るスピードに合わせて、つかず離れず付いていくのが理想です。
受験がうまくいくには、子どもの受験に親がコミットしすぎない方がいいと思います。
中学受験の勉強は、知識や解法を覚えることではなく、子どもが今まで「わからなかったことがわかる」「できなかったことができる」ことだと考えます。
子どもがどうしたら「わかった!」「できた!」を実感できるかを考えてサポートするのが親の役割なのかなと思います。
例えば、
国語の文章が読めるようになった。
考えを自分の言葉で書けるようになった。
算数の問題でどんなステップを踏めば解けるのかわかった。
自分で考えて、答えにたどり着くことができれば嬉しいはずです。
「どうしてそれが答えになるの?」
「この問題は、どうやったら解けるの?」
教えるよりも、子どもに聞いたほうが理解が進むこともあります。
一方で、親が思うように子どもが行動しないと感じることはたくさんありました。
「ちゃんとしなさい」
「時間がもったいない」
「早くしなさい」
イライラをぶつけたり、逆に我慢したりしても本当の解決にはつながらないと思います。
会社でも、怒りの沸点が低く、すぐにキレる上司のもとでは仕事の生産性がダダ下がりで、社員はやる気を失うだけ。
家では、何度か怒鳴ってしまったことがあり、その後反省し、自己嫌悪に陥ったこともありました。
受験において、親は怒りの感情を自分で理解してコントロールすることも必要だと思います。
P.S. SAPIX入塾前、小学校低学年までにやっていたことをまとめました。
