中学受験生のお母さんたちから「困った」という声があがる、代表的な4つのお父さんのケースについて取り上げたいと思います。
育児と教育はお母さんの役割、中学受験も任せるよ
普段から学校や塾のことはお母さんにお任せ。
子どもの教育はお母さんの役割と割り切っているお父さん。
中学受験に関しても口出しをせず「お母さんが決めていいよ」と、一見懐が深いようにも見えるが……。
そんなお父さんに限って、入試直前になって突然「こんなにお金がかかるの?」「そんな学校を受けるなんて聞いてない!」などと言い出すことがある。
→よく食事などに出かけて、「何がいい?」と聞かれて、「何でもいい」というので、選んだ店に入ったら、後から文句を言う、というパターン。
このタイプは、「任せる」と言いつつ、自分の中には正解があって、それと違うとグダグダ言ってくるので、都度情報共有して了解を得ないといけませんね。
だったら、最初から言ってよ~。
高得点!高偏差値!成績上位!もっと頑張って結果を!
テストの点数や模試の成績など、結果にしか目を向けないお父さん。
満足のいかない結果を見て叱ったり、たとえ結果を出していても「もっと上」を求めたりしがち。
そんな態度に追い詰められ、「どんなにがんばっても認めてもらえない……」と、お子さんはやる気を失っていないでしょうか?
必死にがんばっていても結果を出せないこともある。
お子さんが塾でどんな勉強をしているのか、何ができるようになったのか。ふだんのお子さんのがんばりをお父さんにも理解してもらう。
→仕事で、「売ってなんぼ」「数字が全て」という考え方をする人は多いです。
ビジネスと受験は根本的に違うので…。
わが家は代々名門校、うちの子なら当然このレベルの学校じゃないと…
「そんな偏差値の低い学校はダメ」
「有名大学の付属校じゃないと」
「そんな学校だったら高校受験でいい」…
偏差値や知名度だけで学校を判断する。
お子さんの「この学校に行きたい」という気持ちを踏みにじってしまうかも……。
そもそも、私学の価値は独自の理念に基づいた教育内容にあり、偏差値では測れない。
そんなお父さんには、説明会などに一緒に足を運んでもらい、実際に見聞きすることで、学校への理解を深める。
→子どもが何もない所から「ここに行きたい」というケースは少なく、実際には親や周囲の影響や働きかけによるところが大きいと思います。
親は皆、「我が子が一番」と思うもの。
高い目標を掲げるのが問題ではなく、子どもに対する過度な期待と親の願望が本人と乖離していると問題になるということだと思います。
子どもはのびのび育てたい、塾通いはまだ早すぎない?
自分自身に中学受験の経験がなく、大学受験や就職に成功してきたというお父さんは、中学受験の必要性を感じられないかも。
こうしたお父さんには、中学受験の現状と私学の魅力を知ってもらうしかない。
小学生が受験なんて早い、高校受験をすればいいとお考えのお父さんに知ってほしいのが、私学では完全中高一貫の学校も多く、高校からの募集はなし、あるいは定員が少ないという現状もあること。
時代は大きく変わっており、なぜいま中学受験するのかを、お父さんにもしっかり伝えていく。
→個人の考えや家庭の事情が異なるところなので正解はありません。
夫婦間で中学受験必要論と不要論(懐疑論)で分かれる場合は、すり合わせないとだめですね。
この情報誌は私立中高一貫校の紹介(宣伝)を目的としているので、中学受験する(その予定)、というのがまず大前提としてあって、家庭の中で、お父さんだけが反対していると「困った」ことに…。
中学受験は勉強するのは本人ですが、メンタル面や各種情報も含め勉強以外の部分をカバーする部分が大きいので、家族がチームで臨まないと成功しないとつくづく思います。