低学年からの通塾についての中受専門家の見解を取り上げ、考えてみたいと思います。

 

  低学年からの塾通いについて

 

新小4からの入塾で動く人の大半は、入塾テストが迫ってから動き始める。

 

大手塾では、新小4のスタート段階である程度の勉強ができていることが前提

 

そこからの3年間、目先のテストに追い立てられて走り続ける親が多い。

 

低学年から塾に通わせる以前に、まずは「塾通いを検討」することが大切。

 

中学受験の勉強が本格化する前、2~3年の時間の余裕があるうちに、長期的な視点で子どもの学力育成を検討する。

 

各塾を丁寧に調べ、夫婦間で子育ての方向性をすり合わせる。

 

表面的な学力を伸ばすのか、知的好奇心や集中力といった学びの土台の力を伸ばすのか。

 

学びの土台を伸ばそうとすると、我が子の個性、意欲を見極め、それに応じて力を伸ばす方法を考える必要がある。

 

低学年からの入塾を検討する際、難関校合格実績から大手塾を選ぶ親が多いが、留意すべきことがある。

 

そもそも大手塾の合格実績が何によって差がついているのかを考えた方がいい。

 

なぜサピックスが圧倒的に強いのか

 

授業の中身ではない。

 

似たようなことは大手ならどこもやっている。

 

その強さの最大の理由は、他よりも容赦なくテストをすること。

 

徹底的に毎月順位をつけるから、めちゃくちゃ頑張る

 

だから強い。

 

こうした激しい競争を5~6年続けられるかどうか。

 

一部の子どもは頑張れるかもしれないが、そうでない子もいる。

 

低学年の間は序列とは無縁に学習させ、中学年になって勉強する自分にプライドが出てきたら競争の世界に入れる、というように子どもの心身の成長のタイミングに合わせて考えることも大切。

 

例えば、入試問題の設問が長文化する傾向にあり、条件整理する力が求められる。

 

解法パターンだけ訓練してきた子どもは簡単に正解できないようになっている。

 

どうすれば条件整理できる子どもが育つかといえば、突き詰めれば人の話を最後まで聞く能力

 

これがどの時期にどう育まれるかというと、幼児から小2くらまでの間の親との丁寧な会話であり、家庭の素養が左右する。

 

親自身の成長と、我が子の成長に対する方針軸となる考え方を掘り下げなければならない。

 

 

コメント

大手塾の中受のカリキュラムは新小4からの3年間で完成するようにできています。

 

長年の経験とノウハウに基づき、ゴールから逆算して設計されたもの。

 

一方、新小4から本格的な勉強が開始するとき、横一線のスタートではないのが実態。

 

 

どうしたら競争上有利になるか考えたとき、大きく2つの方法があると考えます。

 

ひとつは、他の人よりも先に走り始め、常に先を走ること。

 

例えば、算数は、小3までに小6の分野まで終わっておく。

 

特に分数や小数を含めた計算や図形になれていると、非常にラク。

 

中学受験算数については、小4以降、先に学ぶ単元を予習しておく。

 

もうひとつの方法は、低学年のうちに学びの土台を広げておくこと。

 

言うことは理解できるものの、具体的に何をしたらいいのかがわかりにくい。

 

遊びやゲームに近い感覚で、子どもが興味をもつものは何でも見て、聞いて、触って体験する。

 

そんなことなのかも。

 

子どもには、学びの土台となる器のようなものがあって、新しいことを吸収する力になっている感じがします。

 

情報を知識として理解するだけでなく、一部から全体を類推したり、得た知識を利用する力となるもの。

 

その器には個人差があります。

 

砂地に水がしみこむようにすぐ吸収してしまうこともあれば、少しずつしか入って行かないこともある。

 

生まれつきの部分もあるかもしれないが、日々の生活の中で広げていくことができると考えます。

 

2つの方法は、どちらかしかできないということはないので、両方追求してもいいと思います。

 

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