子どもが「やる気」を出してくれない。
「勉強しなさい!」と言わないと机に向かわない。
集中力が切れて机から離れてしまう。
自分から中学受験したいと言ったのに…。
中学受験に伴走していると親としては気になります。
受験生は10歳前後の小学生。
受験生としての自覚や自ら学ぼうとする意欲はあまり期待できません。
(一部のスーパー小学生を除き)
我が家は、親主導で始めた受験で、「なぜ中学受験するのか」、その真の意味をわかっていなかったように思います。
こうした状況で、単に、
「勉強ヤレ」
「塾から帰ったら復習しろ」
「解答を覚えろ」
と親がいくらいっても効果は薄いと思います。
逆効果で、ますますやる気をなくしてしまうのがオチ。
相手が子どもであることを頭に入れて対応を考える必要があると思います。
息子は小さい頃からゲームが大好きでした。
アイテムを集めながら敵を倒し、一つずつステージをクリアし、ボスキャラを倒すと次のレベルに進める、というようなパターンです。
はまると、のめり込んで、飽きずにやっていました。
このように何かにのめり込む、最初のきっかけが大切だと思います。
低学年のときに、ダヴィンチマスターズのイベントに参加したことがありました。
ダヴィンチマスターズは、教育やアート、技術研究分野のプロが、直接子どもたちに、理数系やアート、コミュニケーションなど多様なコンテンツを展開し、楽しみながら学びを体感できる体験型プログラム。
学校で案内があり、何となく面白そうだと思って参加してみました。
ゲーム感覚で楽しみながら学ぶ体験は、強い印象を残したようでした。
問題を考える面白さにも気づいたと思います。
息子は新小4からサピックスに通いましたが、入塾テストの後、カリキュラムが正式に始まる前に開催された、「準備講座」では、豆電球を使った工作がありました。
これが気に入り、塾から帰宅後、興奮しながら授業の様子を語ってくれました。
塾のプリントは、イラストや図も多く使われており、授業でも、子どもの興味を持たせるように工夫されていました。
数字が好きだった息子は、パズルのような中学受験算数の問題をゲーム感覚で解いていたような感じがありました。
「受験」というと、問題を解き、その解法をひたすら覚えていく(あるいはテキストの内容を片っ端から頭に入れる)のをイメージすると思います。
大学受験がそのスタイル。
中学受験では、そのやり方だと長続きしないと思います。
勉強は「やらなければいけないこと」で、苦しくてもそれに耐えてやりきる、という考え方を否定しませんが、精神的に未熟な子には向かないと思いました。
中学受験では、問題の背後にある根本原理を理解し、それを応用する力が求められます。
興味をもって、「どうなっているのか」「なぜそうなるのか」、自分の頭で考えるプロセスが欠かせないように思います。
その仕組みがわかると楽しくなり、もっと知りたいと次につながっていく…。
そのサイクルを回す、最初のきっかけをどう工夫するかがポイント。
ご褒美で釣るのはよくない言われるかもしれませんが、最初のきっかけとしてはそれもアリ。
どんなやり方でも、子どもが勉強に着手するハードルが下がればそれでいいと思います。