我が家は2022年2月に息子が中学受験し、今は中高一貫校に通っています。
通学時間はドア~ドアで約45分です。
クラスの平均的な通学時間は1時間程度のようです。
部活や学校行事も考えると、通学時間は短い方が負担が少なく、体力的に楽です。
私自身も学生時代、通学時間は80分でした。
運動系の部活をやりながら電車を乗り継いで6年間通うのは結構きつかったです。
部活が終わって家に帰るのが遅くなりますし、早朝練習の日は5時起きでした。
毎朝早起きしてお弁当を作ってくれた母親には感謝しかないです…。
1時間を超える通学時間となる場合、乗換の回数、通勤ラッシュにぶつかるか、席に座ることができるかも大きなポイントになります。
私の場合は、40分くらい座ることが出来たので、本を読んだり休んだりできました。
昨今は、感染症の心配もしなければなりません。
地震等の災害が発生したときのことも考えると、遠い学校に通うのをためらうファクターが増えました。
電車の遅れや運転見合わせ時の代替ルートの有無もポイントです。
さらに確認しておくべき点は、登校時間です。
授業終了後の部活動の時間を確保するため始業時間を早めに設定している学校が結構あります。
始業時間ぎりぎりに行けばいいものでもなく、始業前に朝礼やホームルーム等の時間が設けられていたり、授業前の準備のため10分前には着席する必要があったりもします。
実質的な登校時間を考慮しておく必要があります。
家を出る時間がその分早くなりますので、特にお弁当を用意する必要がある場合、家庭の負担が増します。
6年間通うことになりますので、このあたりは結構大事になってきます。
例えば、開成中は、予鈴8:00、授業開始8:10となっています。
開成のHPには、通学区域と通学時間についてのデータが掲載されています。
最寄り駅は、「西日暮里」で、JR、地下鉄、舎人ライナーが使え、駅から徒歩2分です。
駅からは近い!
開成中の生徒の通学時間は、30分未満13%、30分以上60分未満50%、60分以上90分未満32%、90分以上5%となっています。
通学区域は、東京都内60%、次いで神奈川15%、千葉13%、埼玉9%となっています。
わずかですが、栃木、群馬、「その他」からの通学もあるようです。
「その他」とは、もしかして静岡?
熱海からだったら新幹線使えば1時間ちょっとですが…。
そんなに遠くから通っているとは…正直驚きです。
麻布中(港区所在)のHPには、以下の記述がありました。
「大半は首都圏(一都三県)ですが、2時間程度かけて通学する生徒もいます。遠方からの通学の例としては、小田原市、つくば市などが挙げられます。」
小田原からだとやはり新幹線でしょうか…。
筑波大学附属などの国立中学では、通学区域が定められています。
そもそも通学区域内に居住していなければ受験できません。
例えば、筑附は文京区にありますが、通学区域は、都内23区とそこに近い市に限られています(立川市、国立市、稲城市などは対象外)。
埼玉や千葉も東京に近い市に限られ(上尾市、越谷市、春日部市、船橋市などは対象外)、神奈川は川崎市のみです。
これでも昔よりも広がったのだそうですが…。
この区域を前提とすると、通学時間は概ね1時間以内になります。
私立と異なり、指定区域外からの通学は認められておらず、入学後に区域外に転居すると、学校を変らなければなければいけません。
通学時間は、30分以内が理想的、1時間以内であればまずまず、1時間以上も可能だが、1時間半超えは非常に少ない、というところかと思います。
6年間通学することを考えると、結構重要なポイントになってきます。