(601回)
烏骨鶏の雛
一羽が
横になったまま
動けなくなっている
しかし
鳴き声は
ピイピイと
大きな声で
鳴いているが
さっぱり動くことが
出来ない
親鳥も
全く知らん顔して
もう一羽の
雛と歩きまわっている
これが
自然界の摂理
なのでしょう
健康で
強く生きられる
モノのみが
生きて行くことができる
この瀕死の雛は
他の雄鶏から
突かれたのでしょう
生まれた時から
別に育ててやれば
このようなことは
起きなかったのかと
悩む
4m x 8mの
鶏園に
放し飼いしている
小さなケージに
飼うことも
出来ますが
私の信念は
自由に
動き回れる園で
鶏たちの
生態を見ることで
自分の癒しとしている
人間の
身勝手さかもしれない
教職の身であることで
時として悩みます
ついつい
自分の生き方を
話すことがある
あくまでも
参考にしてくれるなら
いいのですが
中には
そのことが
正しい道で
他の考えを
取り入れることの
出来ない人もいる
気を付けて
喋らないと
いけないと
常に心がけるように
しているが
時として
忘れて夢中で
話していることがある
学生には
私が話している
ことが
100%ではない
そのことに関して
100分の1
いや
1000分の1かもしれない
そこは
皆さんが
何が真理か
探求してください
とは
言っていますが
言葉の羅列だけでは
AIの方が
正確に伝えることが
出来る
教えるということは
自分も
教えてもらっている
ことだと
自戒の念が湧いてくる
山陽女子短期大学
臨床検査学科
谷口 薫