りくのさかな

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映画感想記として再開しました。

でもすきなものやこと、日常も書いていきたい。

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うふふ・・・奇跡の短期間連続更新www

でもこうでもしてないと不満頻発するっていうか・・・

そのお蔭で更新できました。

今日の感想は、本日発表される日本アカデミー賞に選ばれそうにない作品です(ノД`)オヨヨ

若干のネタバレありです。

 

 

 

「この世界の片隅に」

2016年11月に全国公開し、2017年3月の今でも上映中の作品。

原作は「夕凪の街 桜の国」で有名なこうの史代氏の漫画。

監督の片渕須直氏は、興行収入に恵まれないが良質な作品で高く実力を評価されている。

この映画の企画当初、出資してくれる会社が集まらなかったのでクラウドファウンディングで集めた資金でパイロット版を作って有用性を証明し、テアトルから出資してもらうことに成功、配給にこぎつけた。

 

 

 

・あらすじ

いつもいつもぼんやりしていると言われる浦野すずは、1900年代の広島に生まれた、絵を描くことが大好きな三人兄妹の真ん中長女。

17歳のとき軍港の街である呉へお嫁に行き、そこで北条すずとして、第二次世界大戦の日々を生きていく。

 

 

 

・映画の点数 ★★★★☆

 

 

 

・見終わっての一言

「すごく素敵だけど、思ってたほどじゃなかったかも」

 

・見終わってから10分後

「・・・・・・・・・(ポロッ)あ、あれ?(:_;)」←いきなり号泣

 

 

・感想

この映画はね、ほんっっとうに、語るのが難しいです。

見た人によっては全然大したことないとか言うだろうし、何伝えたいのかわかんないとか言うと思う。


というのも、この作品にメッセージらしいメッセージがないからです。

こんな映画は初めて。

見てる間ひしひしと伝わるような、感じざるをえないものはありません。

ただとうとうと続くすずさんの日常を見ているだけの気持ち。


でも、この細々と始まった映画は多くの人に愛されて、ロングヒットになっている。

それはいったい何故なのか。

その問いにたぶん明確な答えはありません。

私も、見終わった後突然泣き出したとき、すっごく不思議でした。

自分でもなんで泣いてるのかわからなかったんです。

映画での爆撃の音は確かに恐かったけど、それはそのとき泣いちゃったし、なんで今泣いてるんだ?って。

この疑問をずーーーっと考えてました。(鑑賞したの去年の12月中旬)

で、最近ようやっと答えを見つけた気がするんですけど、

自分の中の祖父母の遺伝子が共鳴して泣いていたんじゃないかって気がするんです。


自分でもなんかロマンチックすぎる意見だと思ってます(^_^;)

でもそういうことってあると思うし、その証拠にあのとき、自分の感情という感情はすべて普通だったんです。

人が”心の底”と呼ぶ所のその更に奥のせいで泣いてる感じでした。


でも私のこの感じ方ひとつがすべての人の見方じゃない。

きっと違う風に感じて涙する人ばかりだと思います。

片渕監督はあえて、強いメッセージ性のない作品にしたそうです。

だからきっとこれは、自分で自分の中に何かを見つけるための映画


この作品は絶対今、公開中の映画館で見るべきです。

航空評論家としての一面も持つ片渕監督ならではの、すごくリアルな音響。

テレビじゃ味わえません!

そしてのんちゃんの声!

すごいぴったり!最高!監督ナイスキャスティング!!

これを機にまた活躍してほしい。

いろいろ言われてるけど、やっぱり才能ある女優さんだってことは確かだと思うから。

 

 

 

・印象に残ったシーン

すずさんが外で呉への爆撃に遭遇するシーン。

今まで見たことがある戦争もので聞いたのはなんだったのかと思えるような、物凄いリアルさ。

あと右手を繰り返すシーン。

ああ、あんまり詳しく喋るとネタバレがモロバレになっちゃうので言えないけど、好きなシーンが多過ぎる・・・(*^^*)

 

 

 

・作中のファッション

他の戦争ものの影響で、女性はもんぺしか着ないと思われがちですが、戦況が険しくなる頃まで普通にスカートはいてたそうです。

そしてささやかながらおしゃれもしていた。

そんな風にしたたかに生きぬいた先祖を思うと、感動する。

言い忘れましたが片渕監督は時代考証にすごいこだわりがあって、当時の天気まで調べたとか(!)

 

 

 

・総評

私もこの世界の片隅に生きていて、生きていく。

 

 

実は私、この映画のポスターでまず泣いちゃいました(:_;)

生きていくっていう決意は、当たり前に生きている人には不要です。

でも、その決意がどれほど悲壮であるか、悲しみを知っている人にはわかります。
今年度日本アカデミー賞には大本命がいるし、作品の内容から、この作品が賞に選ばれる可能性は99.99...%ないと、わかっていますが・・・

ですが、どうかいつまでも見た人々の心の中にあり続けて欲しい。

 

 

(後記)

 

 

・・・・・・・・・なーんて言ってた今日のお昼がありましたが、見事「この世界の片隅に」が日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞されましたああああ!!!クラッカー

ごめんなさい!選ばれそうにないとか言ってすいません!orz

でも資本主義社会でそう予想してしまうのは許して欲しい!(笑)

片渕監督、のんさん、関係者のすべての皆様、おめでとうございます!

発表は(諦めてるとか言いつつ)生で見てましたが、わかった途端叫んじゃいました!「うれじい"い"いいぃぃ」って!

ご近所迷惑なので顔を枕に埋めながら( ´艸`)w

ああ、もうほんと、こんな奇跡を見られるとは思いませんでした。

来週末、この作品の本丸である新宿テアトルで鑑賞したいと思ってたけど、予約したほうがいいね!きっと!

ちなみになにげに3度目になります!(^^*)

今日はいい夢みれそうです。おやすみなさい(=´ω`)ノ