ようやくやって来た。 初めて見た時のあの衝撃。 血まみれになってとうとうやって来た。 俺は来たぞ、お前はどうするんだって感じの登場?!、衝撃が脳みその中を通り抜けた感じでした。へその緒が二重に巻き付いていたらしく、体にへその緒が斜めに巻き付いていました。 髪の毛は事前に看護婦さんが教えてくれた通りフサフサ。 このままハゲの家系に新風を吹かせて欲しい。


今まで自分のお腹が大きくなるわけでもない父親としては実感のあるようなないような。 妻のお腹が大きくなっていくのは分かってるし不安も期待もあったんですがね。 自分からみた前後の世界は連続してるのに、自分の中だけが突然変わる。 人の生死は考えてみたらそんなものなんですが、気付けば父の死はあまりに遠い日の事ですっかり色あせてました。


抱いてみると不安で不慣れな男と、妙に落ち着いてどっしり当たり前のように顔をしかめてそこにいる赤ちゃん。 この存在が自立していつか自分が想像も付かない世界を見せてくれるのでしょうか? まぁ自立する以前にすでに今日が想像も付かない世界の初日だったりするのですが。


人の欲はすごくて今日まで五体満足で元気な子をずっと願ってたのですが、今日からは元気だけじゃなく、その子の教育とか自立とか人格を願う事になりました。 それ以前にまず自分が少しでも赤ちゃんの世話を出来るようにならないと・・・自分の世話もできないのにあせる


妻への感謝と共に