『夜明けの街で』 | 明日ありと思う心の徒桜、夜半に嵐の吹かぬものかは

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『夜明けの街で』東野圭吾さんラブラブ




明日ありと思う心の徒桜、夜半に嵐の吹かぬものかは



この作品を読んだのは去年の10月くらいだったかな?


私の中に静かな衝撃を与えた作品です!



主人公は妻子ある真面目な男性・・・浮気なんて絶対しないし不倫する人を軽蔑視している面さえある潔癖とも言っていい性格。


なのに過ちは犯してからでないと気づかない。


人生初めての浮気、人生初めての不倫。


その相手は決して愛してはいけない人だった。


15年前に不倫相手の家庭で起きた殺人事件、不倫相手は自身がその犯人であるかもしれないという疑惑を自ら主人公の前にちらすかせる。


愛した人が殺人犯であるかもしれない現実よりも主人公の不倫相手への愛の気持ちが上回り・・・。





いろんな形の愛が見える作品だと思います。


主人公は41歳の会社員の男性だけれど、不倫相手の気持ちになって読む事もできるストーリー。


作品中のゲレンデでのシーン・・・こんな事初めてですが涙が止まりませんでしたううっ・・・


悲しかったり切なかったりしたわけではなくて、当たり前のような幸せが当たり前じゃなく尊いものなんだと訴えかけられているような気分になりました。


またやってくれました・・・東野マジックきら




2011年10月8日(土)から全国ロードショーですラブラブ


是非観てみたいのですが・・・やっぱり配役が自分のイメージと大分違ったのが違和感ありますね(^^;)



ただ原作者のコメントを見てビックリしましたが東野さん実写作品を観て『作者であるにもかかわらず先が見えずにドキドキした』とかべーっだ!音譜


そんなん言われたらめっちゃ観たい!!



映画『夜明けの街で』公式サイト