『11匹のねことぶた』 こぐま社 馬場のぼる
『ぶたのたね』『また ぶたのたね』『またまた ぶたのたね』『あやしい ぶたのたね』 絵本館 佐々木マキ
11匹のねこは、ぶたのおじさんの家に住みつきます。困ったぶたは新しい家を建てますが・・・。
ぶたのたねのおおかみは、足が遅く、一度もぶたを捕まえて食べたことがありません。博士からぶたのたねをもらい植えると、木にたくさんのぶたがなります。これでおなかいっぱいぶたが食べられると思ったら・・・。そうはうまくはいきません。
両方とも子供向けの絵本ではあるのですが、物語の中で何度かのどんでん返しがあり、じっくり読むと深―いお話です。ぶた自体は主体的に何かするわけではないのですが、最後にはぶたのほうがよかったという展開になっています。
でも、ねこもおおかみも決して悪者ではなく、つい、応援したくなってしまいます。