3匹のこぶたのパロディーや、ブタとオオカミが登場する絵本は定番ですよね。
『DIE DREI SCHWEINE』 ドイツ
作・絵 DAVID WIESNER
オオカミに追いかけられた3匹のコブタが、「3匹のこぶた」の絵本の世界から飛び出して、いろいろなの絵本の中に!
最後には別の本の中のドラゴンを連れてきて、一緒にオオカミを追い出します。
ドイツ語で書かれているので、大雑把な内容しかわかりませんが、Amazonのドイツ人の評価はオール5つ星です。
でも、日本語版『3びきのぶたたち』(BL出版)のほうのAmazon評価は、星5と星1の真っ二つに割れてます。
日本人には難解な、でもドイツ人にははまるお話のようです。
『WOLF WON‘T BITE!』 イギリス
EMILY GARVETT 著・絵
3匹のコブタが野生のオオカミを捕まえました。調教して、サーカスの開催です。
コブタたちに輪くぐりをさせられたり、ナイフを投げられたり、従順なオオカミ。
「オオカミはかまないよ。」ってコブタは言うけど、調子に乗ると・・・。
『SWINE LAKE』 アメリカ
作:JAMES MARSHALL 絵:MAURICE SENDAK
ドイツ語でブタはSchwein、白鳥はSchwan よく子供が間違えるそうです。
こちらはアメリカの絵本ですが、きっとそれを意識した設定なのではないかな?
お腹をすかせたオオカミが、太ったブタたちの演じる「白鳥の湖」ならぬ「豚の湖」の舞台に乱入します。
『THE THREE LITTLE WOLVES AND THE BIG BAD PIG』 アメリカ
作:EUGENE TRIVIZAS 絵:HELEN OXENBURY
日本語訳バージョン(出版社 富山房)のタイトルは『3びきのかわいいオオカミ』ですが、原書ではその後に、『・・・と大きな悪いブタ』が続きます。
日本語のタイトルは、マイルドになっていますね。
家を吹き飛ばしたり壊したりするのはいじわるそうな顔をしたブタ。でも最後には、GOOD PIG になるのでご安心を。
1930年頃の「3匹のコブタ」の本(アメリカ)
活版印刷のいい味が出てます。