豚のことわざを紹介してきましたが

「豚もおだてりゃ木に登る」

が抜けてるんじゃない!!って思った人はいませんか?

 

意味は

「人は褒めて、ご機嫌を取れば才能を発揮して、思いがけない成果をもたらすもの」

 

実は、これは古くからあることわざではありません。

以下、Exiteニュース(2008.3.10)より抜粋

https://www.excite.co.jp/news/article/00091204987715/

この「ブタもおだてりゃ木に登る」という言葉。古くから全国で使われていることわざだと思っている人もいるかもしれないが、実は1977年に放送が開始した『ヤッターマン(旧作)』から全国に派生した言葉なのである。この作品以降も、タイムボカンシリーズでは頻発していただけに、同世代の人にはなじみ深い言葉だろう。

ではこの言葉、いったいどのように生まれたのだろうか。
さっそく、タツノコプロの広報に聞いてみた。
「タイムボカンシリーズの総監督を務める笹川ひろしが、子どもの頃に住んでいた福島県で使われていた言葉のようです。ですから、言葉自体は本作品のオリジナルというわけではないんですよ」

 

なるほど。それを踏まえて調べてみると「ブタもおだてりゃ木に登る」は、もともと福島県会津地方で使われていた、いわゆる“囃し言葉”だったようだが……。

 

それにしても、一地方の“囃し言葉”がことわざと勘違いされるほど全国で親しまれる言葉になるとは。タイムボカンシリーズが、いかに絶大な影響力を持っていたかがよくわかる。ちなみに『ヤッターマン(旧作)』の平均視聴率は20.1%、最高視聴率は28.4%というから驚きだ。