◆つづき◆
女性が「スポーツができる人がいい❤️」とか、
「身長が高い人がいい❤️」と思う本能だけでなく、
女性が「子どもが欲しい」と思う本能も、
大河ドラマを見ていて、納得した。
昔は、「家」に重きが置かれ、
「家」を存続させ、繁栄させることが、
大事にされていた。
そして、子どもたちを他の家に
養子にやることで、人質にしたり、
婿や嫁にやることで、友好の証にしたりすることが、
自分の家の安泰につながっていく。
特に、子どもたちは、
血縁であることが大事だったから、
側室という仕組みもあったのだろう。
武士に限らず、
農民であったとしても、
皆、家業を継ぐための人手として、
子どもが必要だったのだ。
そして、今。
「家」に重きを置いているのは、
祖父母世代くらいまでで、
「嫁や婿を取れ」とか、
「その家との結婚は認めない」とかいう話は、
聞かなくなってきた。
継がなければならない家業がある家も、
とても少ないと思う。
となると、
「子どもが欲しい」と思う本能って、
意味があるのかしら。
とはいえ、
みんなが子どもを産まなくなってしまったら、
未来の社会が回らなくなってしまうので、困るけれど、
私みたいに、
子どもが欲しいと思わない人が存在し始めたのは、
子どもが「必要な存在」から、
「親の趣味のようなもの」になった、
この社会ゆえなのかもしれない。