文春新書からこんな本が出ています
週刊文春の2018年〜2021年にかけて連載されていた 少女漫画家「家」の履歴書
-豪華12人の少女漫画家が語る、傑作の秘密-
(2022年に発売当時に購入したのですが
積読になっていたもので…今頃のレビューです)
表紙、裏表紙に載っている
水野英子先生、青池保子先生、一条ゆかり先生、美内すずえ先生、庄司陽子先生、山岸涼子先生、木原敏江先生、有吉京子先生、くらもちふさこ先生、魔夜峰央先生、池野恋先生、いくえみ綾先生
という 超一流の先生方ばかりの
「家」についてのインタビュー集です
現在は立派なお屋敷に住んでいるとしても
生まれた頃はどんなところに住んでいたの?
この漫画が執筆されたのはどんな場所のどんな家だったの?という 文春らしいといえば言えなくもないなかなか面白い企画ですが
肝心の漫画の紹介が表紙だけなのがちょっと残念
多くの先生が漫画家デビューするまでの
経緯と家の歴史が結構過酷だったり
代表作の連載を抱えていた頃は
東京近郊に大勢のアシスタントさんと仕事をするための大きな家を建てていたりと
共通するところも多かったりしています
中でも印象的だったのは 埼玉をディスった
摩耶先生のヒット作「翔んで埼玉」連載時は
所沢に住んでいて 途中で神奈川に引っ越した為に連載が途中で終わってしまった…笑
それがまさか 映画にまでなるとは思ってもいなかったそうです
今はデジタル化も進んでいるので
近頃活躍されている漫画家の先生方の住宅事情は
かなり変わってきている事でしょうね